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【好きな言葉】鋼の錬金術師より


一番好きな漫画は?

と聞かれたら迷いなく、
「鋼の錬金術師」と答えるぐらい、わたしの人生で読んだ漫画の中で一番好きな作品。

「鋼の錬金術師」
作者:荒川弘


今回はハガレン(=鋼の錬金術師)の中に出てくる台詞で私が好きな言葉をご紹介します。

ハガレンのあらすじ


亡くなったお母さんを生き返らせるために主人公のエド(エドワード・エルリック)と、その弟のアル(アルフォンス・エルリック)は錬金術で禁忌とされている人体錬成を試みます。

しかし人体錬成は失敗し、その代償として弟のアルは全身を、そして兄のエドは右腕と左足を失います。

エドは右腕と左足にオートメイル(機械鎧)という義肢をつけていて、アルは鎧に魂が定着している状態。

2人は元の体を取り戻すために、エドは国家錬金術師になり旅に出る・・・

というお話。



では、早速好きな言葉♪

好きな言葉❶

立って歩け、前へ進め
あんたには立派な足がついてるじゃないか



旅の途中で出会った女性(ロゼ)に向けて、エドが言った言葉。

最愛の人を亡くして、さらに信じていた教祖にも騙されていたことを知り、絶望から「何にすがって生きていけばいいのよ!」とロゼが発した言葉に対して、エドが返したこの言葉。

右腕と左足が義肢のエドが言うからこそ、よりこの言葉に重みを感じられる。


信じるもの、信じられる人がいるっていうのは素晴らしいことだと思うけど、それでもそれにすがって生きていくのではなく、自分の意思で生きて、前に進んでいくってことが大切だよなぁと思わせてくれる。


何かに、誰かにすがって生きていたら、自分にとって都合の悪いことが起きた時にそれの(その人の)せいにしちゃうだろうし、それって何も解決しないから。



めちゃめちゃグッときた言葉で、この言葉を読むだけでもウルウルくるぐらい、胸を打つ素敵なシーン。

好きな言葉❷

不自由である事と不幸である事はイコールじゃない
哀れに思われるいわれは無いよ



鎧に魂だけが定着している状態のアルが言った言葉。

鎧の姿(中は空洞)だから、人間のように食事を取ることも寝ることも、人の体温を感じることもできない。
寝ることができないから“一人の夜はもう嫌だ!“とアルは言ってた。

そんなアルが、不自由な体ではあるけど不幸なわけじゃない。
と、この言葉を発していてすごく胸に刺さった。


不自由だからといって勝手に他人のことを可哀想だと思ったり、そういう言い方する人いませんか?

直接言われたことがあるわけではないけど、自分に向けられたものでなくてもそういう空気を感じたことはある。

もしかしたら自分も何気なく、誰かに対して不自由そうだから可哀想と思っていることがあるかもしれない...そんなことはないのに。

他人の幸せや不幸せを勝手に他人が決めるもんじゃないよね。
と、自戒の意味も込めてここに書いてみた。


何より自分自身が不自由だと感じていること=不幸とは限らないよなって改めて考えるキッカケにもなった。


不自由=不幸せではないし、自由=幸せとは限らない。
それを決めるのは自分自身でしかない。


これもすごく好きな言葉。



* * * * *


本当はまだまだ紹介したい言葉があるんだけど、すでに長くなってきたから今回はここまで!笑


ハガレンを見たこと、読んだことないよって方はぜひ見てみてほしい!
漫画が原作で、アニメもあります♪

あ、実写映画もやっていたけど(Hey!Say!JUMP山田くん主演)、ストーリーが原作の内容をごちゃ混ぜにしている脚本になっていて原作ファンからすると....(個人的にはあまりおすすめはできないかな、と。。。ごめんなさい)

原作とアニメの方をおすすめします!!

ちなみに、ハガレン原作の連載開始から今年で20周年のようです★!
おめでとうございます!!

また近々、原作を読み返すかアニメを見返してみよう♪

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