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Logicool MXメカニカルミニキーボードを半年使ってみた感想とその魅力【レビュー】

Logicool MX Mechanical Mini

こんにちは、ラベルマンの渡辺です。
ロジクールのMXメカニカルミニキーボードをレビューします。
このキーボードはツッコミどころも多々ありますが、その魅力とともにお伝えしていきたいと思います。
YouTubeでも解説しています。

ロジクールMX メカニカルミニの概要

ロジクールのMXメカニカルミニは、いわゆる75%レイアウトのキーボードで、タクタイルと呼ばれるメカニカルスイッチを採用しています。
メカニカルキーボードの特徴である快適な打鍵感を保ちながらも、比較的静かな音でタイピングができる点が特徴です。
型番はKX850CT

テンキーレスキーボードの魅力

見た目こそかっこいいものの、その癖の強さから敬遠されることもあるテンキーレスキーボードです。
テンキーがないことでモニターに対して中心軸に近いところに手のベースポジションが置けるので、テキストを打つ時はとても快適に使用できます。
慣れてくるとコンパクトなことも相まって非常に使い易くなってきます。

打鍵音と音の質

まず、このキーボードの大きな魅力の一つである打鍵音についてお話しします。MXメカニカルミニは、メカニカルキーボードでありながら、音が比較的静かです。
特にオフィス環境や共有スペースでの使用を考えると、この静かさは大きなメリットです。
音の質も、甲高い感じがなく、隣のデスクの人に迷惑をかけにくいのが良いですね。
一方で、メカニカルキーボードの中にはクリック感が強く、打鍵音が大きいものもあります。
これらのキーボードを毎日隣で使われると、さすがにブチ切れたくなるかもしれません(笑)。
その点、MXメカニカルミニは、メカニカルキーボードを使いたいけれど、音が気になるという人にとって、ちょうど良いバランスを提供してくれるキーボードだと思います。
打鍵音が気になる方はyoutubeに動画アップしていますので、そちらをご参照ください。

YouTubeでタイピング音を聞けます

打鍵感と操作性

続いて、打鍵感についてです。
MXメカニカルミニのタクタイルスイッチは、カタカタとした心地良い打鍵感を持ち、わずかに柔らかさがあります。しかし、決してフニャフニャしているわけではなく、キーを底まで押し込んだ時には適度な反発感が感じられます。また、このキーボードは比較的キーの入力位置が浅いロープロファイル設計となっているため、押し切らなくても入力が可能です。ただ、普通に使う場合は、押し切ってしまうことが多いかもしれません。

実際に使用してみると、この独特な打鍵感は他のキーボードとは異なり、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
しかし、一度慣れてしまえば非常に心地よく、長時間のタイピングも苦になりません。
ぜひ一度試していただきたいポイントです。

キー配置とその問題点

MXメカニカルミニのもう一つの特徴として、キー配置に少々クセがあることが挙げられます。以下に主なポイントをまとめました。

  1. 右端の配置が混雑している: シフトキーが特に使いにくく、ブラインドタッチには慣れが必要です。

  2. Z列のオフセット: このZ列が全体に約2ミリ左にオフセットされているため、キーを正確にタッチする人には大きな違和感があるかもしれません。

  3. デザイン重視: キー配置がデザイン優先で決定されているため、使い勝手よりも見た目を重視している印象です。

このようなキー配置のクセにより、数値入力が頻繁に必要な作業には向いていないと感じました。上部の数字キーを使いこなせる人には問題ないかもしれませんが、私はテンキーを必要とする場面では、フルサイズのキーボードや外付けテンキーを使うようにしています。

テンキーは諦めています

とはいえ、この独特なキー配置も、使い続けるうちに徐々に慣れてくる部分もあります。
例えば、バックスペースキーは慣れてきましたが、デリートキーや矢印キーの位置はまだ完全には慣れていません。

また、右下が「ミチミチ」しているため、右シフトキーがエンターキーの真下に正方形に配置されている点もやや使いにくいです。
このZ列のオフセットは特に厄介で、人によっては本当に無理と感じるかもしれません。私自身も、最初は気づきませんでしたが、使っているうちに「なんかおかしいな?」と感じることが増えました。特に正確にキータッチを求める人にとっては、このオフセットが大きなストレスとなるでしょう。

右下の配列には慣れが必要


見た目とデザイン性

では、なぜ私はこのキーボードを使い続けているのか?その理由は、シンプルに「かっこいいから」です。このキーボードは四角っぽいフォルムが非常にスタイリッシュで、デスク上に置いておくだけで絵になる存在感があります。フルサイズのキーボードもありますが、機能的には変わらず、このミニサイズの四角形の集合体のようなデザインが特に気に入っています。
実際、私はこのキーボードを使っている理由の大半が見た目のかっこよさにあります。テンキーレスのキーボードをいくつか試してきましたが、MXメカニカルミニはその中でも抜群にかっこいいと感じています。
これが、このキーボードを選んだ最大の理由です。

見た目は抜群です

購入前に試しておくべきこと

さて、ここまで紹介してきましたが、やはり二万円強のキーボードを衝動買いするには少し勇気がいるかもしれません。特に、効率重視で作業を行う方や、プログラミングを行う方には、フルサイズのKX850FTの方が適しているかもしれません。こちらは、キー配置が通常通りで、違和感なく使えると思います。
また、このMXメカニカルミニのMac専用バージョンでは、Z列のオフセットがないようです。さらに、JIS配列だけがオフセットされているため、英語キーボードを選ぶと通常の配置になります。ただし、英語配列ではエンターキーの形状が独特なものになりますので、その点も注意が必要です。


基本的なスペックと使い勝手

基本的なスペックとして、充電は右上のUSBタイプCから行います。

一度充電すると数ヶ月稼働可能です

電源スイッチも隣に配置されており、裏面には足の高さ調整機能がありますが、私はこの足を使わず、畳んで使用しています。

足が出せます


キーの間隔については、一見狭そうに見えますが、実際には通常のキーピッチとなっており、使いやすさは十分です。
一番上の列はファンクションキーではなく、デフォルトではメディアキーが設定されています。また、最大3台までデバイスを切り替えることができ、マック、ウィンドウズ、アイパッドといった複数のデバイスをシームレスに操作できます。
接続方法はブルートゥースとUSBドングルを利用したボルトに対応しています。
ユニファイングには対応していない点も留意が必要です。
私はブルートゥース接続で運用していますが、違いが感じられないため、これで十分だと感じています。
また、タクタイルスイッチ以外に、クリッキーとリニアの3種類から選択できます。

軸の色で押し心地が変わります。画像は茶軸(タクタイル)

細かな設定にはロジオプションプラスというアプリを使用します。バックライトの調整やキーマップ設定、マクロ設定も可能で、カスタマイズ性が高い点も魅力の一つです。

logi option plusの画面

まとめ

魅力的なテンキーレスキーボーは数多くのメーカーから出ています。
格安で売られているキーボードもありますが、ソフトウェアの使い勝手の悪さや、脆弱性を考えるとロジクールを含む信頼できるメーカーのものを選ぶべきだと考えます。(特にビジネスの場では)
キーボードはPC作業の根幹とも言えるIMEにも関わります。
この点からも信頼できるロジクール製品は選択肢に常に上がってくるメーカーです。

見た目は良いけど、慣れるまではそこそこの修行のテンキーレスの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
きっとマウスも欲しくなりますので、デバイス沼があなたを待っています。

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