Nevermore.二度とない
相棒の運転する車で、カフェに向かい
路を駆ける
彼の今日の物語が加速していき、二つ目の佳境に差し掛かった時に、
前からカラスが大口を開けて、飛んでくる
車高の高いSUVの上50cmほどの高さを、真正面ですれちがった。
舌が見えるほどの近さ。
わたしは、ポーの詩を思いだす。
Nevermore、二度とない
お前は何を求めるか・・・
そんな印象が一番強い
あー、この瞬間は二度とないんだな~
と、
目が潤む。
そして、二度とない8月19日に自分史上の大発見をすることになる。
なぜ、わたしは人間関係で円満を保とうとするのか?
自分の心・本心を押し殺してまで
こたえは
「相手との信頼関係を実感できていなかったから、
それは薄氷の上を歩くようなことに錯覚しているから、
さすれば、一ミリも目の前の相手を不快にさせてはいけないと思い違う。
そう、自分の感情を二の次にして。」
そして、それが相手との信頼関係を築きにくくする
他社は本音で対話したいと望んでいるのに、取り繕い続けることの違和感。嫌悪感を感じみじめに思ってしまった。
と
ただ同じ日の晩、また気づかされる
「自分の感情・本心を押し殺してでも相手を笑顔にさせたい。
それもまた自分の本心だ。」と
それは昇華され
「本心をそのまま出してもいい。
本心を留めて、意思の部分で目の前の人を不快にさせない
と、選択してもいい。」
と。
体がほぐれると心がほぐれる、
心がほぐれると楽で楽しい。