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効率厨の勉強法①

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研究で実証された効率のいい学習のポイントは「想起」と「再言語化」

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①クイズ化

クイズ化は「テキストを繰り返し読む」の1.5〜1.7倍の定着率がある。マインドマップ形式にするのもあり。試験勉強にはテキストを繰り返し読むことよりも、問題集を繰り返し解くほうが適している。

②復習タイミング 復習は、回数を増やすごとに期間をあけるのがベスト。

1回目の復習 1〜2日後

2回目の復習 7日後

3回目の復習 16日後

4回目の復習 35日後

5回目の復習 62日後

③分散学習 

テスト勉強の時、1日1科目勉強するよりも、1日数科目バランス良く勉強したほうが効率がいい。学校の時間割でも、複数の科目がバランスよく配置されている。長時間同じ科目の勉強をするよりも、30〜1時間ごとに科目を変えたほうが、使う脳のネットワークを変えることができ、気分転換にもなる。

④チャンク化 

チャンクとは、意味のあるかたまりのこと。無意味な語呂合わせよりも、意味のあるかたまりにグループ化するほうが効果的である。例えば、0721145141919810という数字の羅列も、072-114514-1919-810と(意味のある)かたまりに分けたほうが明らかに覚えやすくなる。しかし、意味のない語呂合わせはあまり効率的ではないため、数学の公式などは導出のプロセスを理解するほうが効率がいい。

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①自己解説

自己解説の効果量は0.55(めちゃくちゃ高い)

How(どのように)Why(なぜ)を自問自答する。

例えば、新しい概念を覚える時、そのキーワードだけノートに書いておく。単純接触効果であれば、まず単純接触効果の内容を理解し、単純接触効果とだけノートに書いておく。別の日にそのノートを見返した時「単純接触効果とは何か?」と自問自答する。ここで自分に説明できなければ、再び学習し直す。最終的に自分に説明できればOK である。

ちなみに単純接触効果は、心理学の用語で、相手との接触頻度(回数)が多いほど、親密度が増すという効果を表す。これは恋愛でもよく使われる。このように、何も見ずに説明できればOKである。

②メタ認知リーディング

メタ認知とは「高次元の認知」のことである。何かに取り組む時、その作業全体のプロセスや流れを意識したり、自分のことを客観的な視点から俯瞰したりすることである。例えば、勉強中であれば「そもそも何の目的でこの勉強をしているのか」「その勉強の先に何があるのか」といったメタ認知は学習効率を高める。就活に際しては「自分の人生の最終目的は何か」「その最終目的と整合的な価値観は何か」などのメタ認知が必要となる。

メタ認知を身につけると頭が良くなるだけでなく、メンタルにもいい効果がある。

これのメタ認知を読書に応用したものがメタ認知リーディングである。

step1 プレリーディング 事前に読む

題名、タイトル、目次、あとがきなどから、その本の「全体像」を把握する。

step2 速読・・・以下の文や単語にチェックを入れる

・パット見で重要そうなところ

・知らない単語

・速読して理解できなかったところ

step3 再読

まず「何がわからないのか」を明確にする。次に、接続語などに注目して、文章の論理関係を利用し、「前提」と「結論」を理解する。最後に、全ての疑問や用語が理解できたかを確認する。

step4 再々読

「自分の言葉で人にその本の結論を説明できる」レベルを目指す。

新しい発見があればメモする。テキストの重要なポイントを図解にまとめてみる。

③ティーチング 人に教える。5歳児にもわかりやすいレベルで、簡潔に教えることができなければ、完全に理解しているとはいえない。人に教えることはアウトプットとしても非常に効果的である。日頃から学習や発見を人にわかりやすく伝える習慣をつけるといい。「人に教えるという前提」で学習するだけでも学習効率は上がる。


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