[2.8]プロパティエディタ:タブのギャップの話
そういえば昔々に「ユーザーと開発者との間のギャップをなくす」ためのAdd-onがリリースされてました。Tonさんが出てくるやつ。エイプリルフールのネタですけども。
・ New Addon Gives you a Direct Line to Ton Roosendaal
今回はそっちではない「ギャップ」の話。
プロパティエディタのタブ
さて、今回はプロパティエディタのタブを取り上げます。えっ、プロパティエディタがどこかですって?
公式マニュアルのプロパティエディタ記載箇所はこちら。
プロパティエディタの左側、タブの並びをよく見ると「隙間」が空いてますね。このギャップって意味あるんですか?
これは「関連する事柄」に応じて、タブの内容が大きく4つに分類できることを意味します。
・ 選択中のツール
・ シーン設定
・ オブジェクト
・ テクスチャ・マスク
今回はキューブオブジェクトが選択された状態で説明していきます。
選択中のツール
選択したツールに関するタブです。
・ Active Tool and Workspace Settings
ツールに連動した内容のタブです。
実はツールオプションは3Dビューのヘッダーに表示させる設定があります。 ヘッダーを右クリック、メニューから Show Tool Settings にチェックを入れます。
シーン設定
シーンの3D空間全体や出力する画像などに関連した設定を扱います。
オブジェクト
選択したオブジェクトや編集のモードによってタブが変わりますが、「オブジェクトとオブジェクトが持つデータ」の設定を行います。
気付くこと
シーンおよびオブジェクトに関連するタブでは、ヘッダーに「何を対象として編集しているか」の表示がされます。ちょっとだけ気に留めておきましょう。
テクスチャ・マスク
テクスチャ・マスクは別扱いです。2.79ではマテリアルに属するテクスチャとブラシ用テクスチャが同じタブで管理されていたのですが、マテリアルに使うテクスチャはシェーダーエディタ上でノードとして追加するため、扱いが別になりました。
シーン>オブジェクト>...?
「オブジェクトはシーンに属して、オブジェクトはメッシュデータやら持ってて…」的なものをちょっとだけ理解するために、プロパティエディタから視点を少し上に持っていきましょう。
アウトライナーですね。
ツリー状の表示、Cube の左側の枝分かれした線の上にある白い右向きの三角形をクリックすると内容を展開します。
展開してみるとこんな感じ。オレンジ色の逆三角形のアイコンがオブジェクト、その下の明るい緑色のアイコンがメッシュデータを示しています。
なんとなく「階層になっている」っていうことだけ覚えておくと良いです。
上記を踏まえて
こちらの動画を見るとすんなり理解できそうですね?(5:00-)
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