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BOOTHに(.blendデータを)出したお話し。

Tシャツのおまけデータとして.blendファイルつけたことがあるので、これが初めてではないですが、そこそこ手間のかかったものとしてメインで、というのは今回が初めてかと思います。

はい、これ出しました。「和柄パック」。無料ダウンロード(スキ!やブーストもよろしく)です。2.81用。

この商品の画期的なのは、なんと「Blenderを使うことを強いる」という点。.blendファイルなので、テクスチャが欲しいならBlenderを開かざるを得ない。なんというトラップ。

また、模様についても、このファイルに含まれるマテリアルをもとに新たなものを作り放題なんですが、それには「Blenderのマテリアルノードを扱える」ことが必須になります。これはBlenderを始めるしかない。なんというトラップ。

こういう使い方はどうでしょうか?(ご提案)

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もっとも、これを他のツールで使いたいっていう場合にはそのままでは出せないのでそこは各自工夫するところになります。

使い方は…Appendコマンドを使ってマテリアルを開いているシーンに追加してあげればいいと思います。

MOTIVATION

プロシージャルシェーダー書こうとした時に、「狙った通りの模様が出せない」って詰まってしまうことがあって、ググってみても Procedural = Math みたいな感じのページばっか引っかかってたので作りました、という感じです。

シンプルかつ使う色数も少なめ、ということで和柄をモチーフとして採用。

あと、これから始める方に「プロシージャル難しくないですよ」アピールのため(取ってつけたような優等生的な回答)、ですね。

このファイルの効能(Pros)

これらのノートの記事を読みながらファイルをいじると、Blenderのマテリアルノードへの理解が深まります。ちょっとずつノードを組み直して、どのように変わるのかを見るのも良し、自分用にアレンジして使うも良し。

・  [2.8]プロシージャルテクスチャ:パターンとマスク
・  極座標を相手に花を描く

また、このファイルでは扱っている範囲をUVマップ用、「テクスチャ」に限定しているので、いきなりシェーダー構築する時の「色々考慮しなきゃならんことが多すぎてわからん」という難しさに時間を取られることなく、「ノードの使いどころ」を実際に見ることができます。

とはいうものの、「マジで初心者のための」というわけではないので悪しからず😜。「ノードの繋ぎ方はわかってきたけどどう繋げばいいかサッパリわからん」という方が手を動かしながらステップアップするのには良い資料かと思います。

ライセンスがめちゃくちゃクリアなところは利点かもしれません。画像を使っていない上に、.blendファイルをCC0で提供(BOOTHのページにも記載しておきました)しているので、例えば「使用しているテクスチャはCC-BYで公開されているものを使ったのでこれを元に作った場合には誰それさんのクレジット入れて」とか、そういった面倒なことはありません。もうやりたい放題。

ダメな点(Cons)

「ちゃんとした取説」が付いてないどころか、収録されているのはマテリアルだけなのにBOOTHの商品カテゴリを3Dモデルにしています😏

質感とかその辺を含めた「三次元的な」シェーダー、PBRとかその辺の話題にしか興味無いんだ、っていう場合には「そうですね、これ違いますね」ってなります。UV以外のマッピングに対応していないですし。

あと、Blender以外で使いたい人の場合には、「プロシージャルなマテリアル」なので、外に出すために「ベイク」とか色々しないといけない可能性が出てきます。その辺は特に説明しないのでよろしくお願いします。

プロシージャルテクスチャを画像としてベイクする、という説明みたいなもの自体は記事として書いてはいますが、限定的なシチュエーションに対するもので、ほとんどの場合には適応できないでしょう

「そのままシームレスなテクスチャ書き出す事ってもしかして難しい?」と思ったあなたは多分頭が良い人でしょう。収録された繰り返し模様のマテリアルのほとんどはそういう風な書き出しには対応していませんね。ちょっとした作業が必要になります。

どうしてBOOTHに?

すでに公開している、noteの記事のページからダウンロードできる.blendファイルでほとんどの種類の模様をカバーできます。ただ「過去のエントリから個別に.blendファイルをダウンロードしてください」というのでは味気ないのでまとめました、そしてついでに模様を追加しておきました、という版を別に置きたかったからです。

亀甲模様について、実は4回くらい組み直していて、結構な労力がかかっているっていうのも大きいですね。

いっぱい「スキ!」してもらって、気が向いたら「ブースト」してもらえると色々報われると思います。

なお、今回新たに収録した亀甲模様のテクスチャ(マテリアル)については、今後アクシデント的に他で公開するかもしれませんが、今の所BOOTHのみということにしておこうと思っています。

六角形の模様でしたら既に他の方が作られているものがありますので、そちらの導入を検討されても良いと思います。

(BOOTHアカウント/PIXIV ID)登録なしでファイルをGetしたい

そのような質問がありました。回答済みです。

だいたいの模様はnoteの各記事経由でダウンロードできるファイルとして公開しています。

このファイルはBlender 2.81用です。2.80だといくつかの模様で正しく表示されないことがわかっています。

えっ「2.80でも使いたい」ですって???そういうこともあろうかと記事ありますので参考にしてみてください。

また、環境によってはダウンロードしたファイルを開くと「模様がおかしい」「プレビューできない」「最初に模様が出るまで時間がかかりすぎ」とかあると思います。ちゃんと動く高性能PCをゲットしてください、というのが回答です。

新規にシーンを開いて、そちらにAppendして使うのが賢いやり方ですので。

テクスチャとかノード勉強したいなーって時

Blenderを使って「テクスチャで盛り盛り」にしたいという場合の基本的なところはこちらの評判が良いようです。2.80対応版。美味しいケーキはどうでしょう?

「マッハで学ぶ BlenderCycles プロシージャルマテリアル」とタイトルもそのものズバリなヤツ。2.79、Cycles対応ですが、2.80用のノードについて追加資料があるようです。

公式チュートリアルだとこの動画で Procedural Textures として取り上げてますね。

いやこれら先にやるべきでしょ。

[追記:10/18]

[追記:12/15]

「プロシージャル祭 リベンジ」というイベントで発表してきました。


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