Blenderの[G]は何のG?

はい、本日の一曲。

Blenderの[G]?

ところで、Blenderのトランスフォームコマンド、ショートカットに[G]が割り当てられていますけど、Gって何由来なんでしょう?って疑問に思ったことはありませんか?

割と知られていないようで、「講師」と肩書つけてらっしゃる方もこんな感じの様子。残念、GripもGlideも違いますね。

ここで止めちゃうとあまりにいい加減な感じもするので、続きいってみましょう。

[G]は"Grab"のG。

上のツイートを(コマンド名として)もうちょっと正確に書くとGrab/Rotate/Scale/Extrude/Faceってなるんですが、Blenderはコマンドの英単語の頭文字、をショートカットキーに割り当てている、というものが多いんですね。

覚え方の部分は…まあそうですよね。

でもちょっと続きがあります。

[G]は"Move"のGですよ

さてここでBlender公式のマニュアルを参照してみましょう。そこには意外な結果が。

オブジェクトモードの移動

エディットモードのコマンド、Move/Rotate/Scale。

上記のページで"Grab"は見つかりましたか?おそらく見つけられないはず。

なんという事でしょう、「[G]は"Move"のGですよ」ということになってしまいました。これでは覚えられない。

2.79では<Grab/Move>

はい、確か見た記憶がありましたので以前のバージョンのマニュアルを確認してみました。

In Object Mode, the grab/move option lets you translate (move) objects. Translation means changing location of objects. It also lets you translate any elements that make up the object within the 3D space of the active 3D View.

Basic Transformations
2.79では"Grab/Move"

まとまらないまとめ

  • Blenderの[G]は"Grab"のG。2.7xではコマンド名が"Grab/Move"。 

  • 2.80以降、コマンド名は"Move"。

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