[2.8]Blenderのオペレーター検索が便利、っていうお話
この話題自体は他の何個かの記事で同じことを書いている気がして、自分の中では「とても基本的なことで、最初のうちに自然に覚えること」のような位置付けです。
ただ、「基本的な」とは言っても、実のところ「2.8では[F3]キーでコマンド検索できます」くらいしか触れられていないことがほとんどです。
そこで、自分がどういう時に使っているか確認しながら、便利なところとか書いてみたいと思います。
なぜ「確認しながら」なのか。普段から使っているので使う時にそんなに意識してないから、です。「俺たちはBlenderを雰囲気でやっている」ってやつですね。
使い方
マニュアル記載箇所としてはここ。
2.8デフォルトキーだと[F3]ですね、 3Dビュー上で[F3]キーを押してみましょう。
虫眼鏡のマークの付いたメニューっぽいものが出てきました。 トップバーのメニューから Edit > Operator Search からでも出せます。
なお、現在のコンテキスト、すなわちマウスカーソルのあるエディタ、オブジェクトのモード等による状況によって選択できるコマンドは変わってきます。
便利1:コマンド名を全部覚えなくて良い
デフォルトの英語インターフェースがこの場合便利です。
例えば上記の場合、選択した面を円形にしたい、という場合に To Sphere コマンドを使えますが、割り当てられたショートカットキー [Alt]+[Shift]+[S]なんてはじめのうちは覚えてません。また、メニューもどこから辿ればいいんだっけ?っていう感じですね。
そこで[F3]->[T],[O][Space][S]とタイプしてみましょう。
To Sphereの行をクリックしてコマンド実行です。
少ないタイプで検索実行できるので「覚えておかなければならない総量」を多少は低く抑えられます。
便利2: 1つ前のコマンドを再実行できる
コマンド検索で実行したコマンドは、次回[F3]でオペレーター検索を実行した時に絞り込まれて選択されている状態になります。
直前のコマンドを再実行する Repeat Last( [Shift]+[R] )もあるのですが、それとは別に(一つだけですが)実行履歴を持てるので、これらを組み合わせて効率を上げることが出来ます。
注意点: 覚えている通りじゃないコマンド名
コマンド検索でリストされるコマンドは、メニューやボタンのラベルに記載したものではないことがあります。例…は Grab コマンドだと信じてやまなかった移動コマンドが Move とかね。
move で。
まとめ
・英語インターフェースで
・少ないタイプで検索実行
・1つ前のコマンドを再実行
・注意点:覚えている通りじゃないコマンド名のことも
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