[2.80小わざメモ]: なめらかにつなぐ
「2つのメッシュオブジェクトの重なり部分を『なめらかにつなぐ』には?
ポリゴンモデリングでしばしば話題になる話題ですが、今回はモディファイアーを使います。小さいことに目をつぶればそれなりに楽ができます。
最初に結果から
今回の方法の結果を最初に貼っておきます。DevLook表示。
Solid表示。
モディファイアースタックはこう。
鍵となるVertex Weight Mixモディファイアーと頂点グループ。
モディファイアー
モディファイアーとは簡単に言うと、ジオメトリに対する「エフェクター」や「フィルター」みたいなもの、というものです。そう言われても実際のものを見ないうちはピンとこないと思います。
モディファイアーがどのような効果を持つのか、Blender Encyclopedia: Modifiers を確認されると良いかと思います。または以下の動画シリーズ。
そしてこれらは「スタック」できます。エフェクトの重ねがけが出来る、というわけですね。
頂点グループ+ベベルモディファイアー
頂点グループを使って、モディファイアーの効果のかかり具合を頂点ごとに制御できます(頂点ウェイト)。ベベルモディファイアーは頂点ウェイトで有効無効を制御できます。
頂点グループ+ブーリアンモディファイアー
頂点グループは同じ名前の頂点グループはオブジェクト結合すると同様に同じ頂点グループとして結合されます。
ブーリアンモディファイアーによって新たに出来た頂点、交差する部分は「頂点グループ未割り当て」となることに注意してください。
頂点ウエイトミックスモディファイアー
上図の青くなっている部分にをなめらかに(ベベルを掛けたい)ということなんですが、ベベルモディファイアーのGroupで指定する場合には下図でないと意図した通りになりません。
なので、(1)演算結果を格納するための空の頂点グループ(group.001)を作成、(2)ブーリアン直後の頂点グループのウェイトを1.0 から引く、ということを頂点ウエイトミックスモディファイアーで行います。
そんなこんなでウェイトも意図した通りに(ウェイトの状況は確認できませんけれども)なったところで、ベベルモディファイアーを追加。ピンク色部分がベベルとして生成されたメッシュです。
ただ、この方法でも問題がないわけではありません。どういう状況で意図した通りの結果を得られるか試行錯誤が必要だと思います。
まとめ
・ モディファイアーは重ねがけ出来る
・ ベベルモディファイアーは頂点ウェイトで効きを制御できる
・ 2つの頂点グループのウェイトをモディファイアーで計算できる
See Also
@CodyWinch さんの動画を見ると「何やってるかよくわからないが、とにかくすげー」っていう感じのモディファイアースタック芸を見ることができます(しかも説明付き)
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