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[2.8]シーン設定をそこまで頑張らないとき

モデル単体をレンダリングする時などに、「とりあえず照明は環境光+1~2灯」「背景はベタで何か色のっけとけばいいや」とかそういう設定をしたくなるときがあります。

ひとまず背景を白で。ワールドのColorに白を指定します。

何も考えず、オブジェクトだけ配置してレンダリングしてみます。

ああそうでしたね、カラーマネジメントのビュー変換をStandardにしとかないと背景が白くならないですね。

かなり明るいですね。背景色が環境光として働いているためですね("Indirect Lighting"でググってみましょう)。では背景を赤くすると…まあだいたい予想できると思いますけど。

対象となるオブジェクトも赤く染まってしまいますね。

ああそういえばこちらのblogでそういう話題が出てたような。

ちなみにどうやら背景色の影響を受けているみたいなのですが、そのあたりの設定はまだ分かってないので今後ということで・・・

こういうときはワールド設定でライトパスノードを使ってあげれば良いです。オブジェクトに対する環境光として作用させたい色と実際の背景となる色を制御するためのノードを構成します。

ひとまず上記のノードで出力してみます。

背景の色がちゃんと赤で、対象オブジェクトも色が染まってないので良い感じですね。

別に照明を焚くときには、「環境光を抑え気味にして」おけば良いので、上段のBackgroundノードのStrengthの値を小さくした上で照明を追加します。

トゥーン調で出してみました。ブーン

ワールドの設定はこちらの動画で多分わかると思います。背景を透明にしたいとかいう設定もね。

まあ、同じようなことすでに書いていたりしていたりなんかして。

こちらの動画だと Ray Visibility への言及があったりしてコンパクトにまとまっているのでこれ見とけば良くね?ってなりそう。

なお、室内ポートレート撮影の時は背景布というものを使うことがあります。Blenderの3Dワールド内でもそういうことは出来て、ちょうど @c_alex_x さんが解説のPDFファイル(2.79用)を公開されているので紹介しておきますね。

関連?動画

ちなみに下の動画は環境光のみです。


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