Blenderでトポロジーのお勉強

先日Josh Gambrell(@josh_gambrell)さんとPonte Ryuuruiさんの連名で The Topology Handbook for Blender なるものをリリースされていましたよ。Blenderで行うハードサーフェスモデリングについてのもので、どうやら Free のようですよ?

The Topology Handbook for Blender

20本の動画コースと.blendファイル、ですね。

また、このコースでは Hard Ops、 Boxcutter、Mesh Machineといったアドオンの使用を前提としている箇所もあります(他にもBool Tool、Loop Toolsとかね)。

Josh Gambrell さんというと こちらのチュートリアルですね。

Ponte Ryuuruiさんもハードサーフェスモデリングされている方ですね。

The Topology Handbook for Blenderでは以下のようなフローでモデルを作っていくことを前提にしているようです。

1. ブーリアン+ベベル の各モディファイアを使用
2. ブーリアンを適用して、アーティファクトの原因となる箇所をメッシュツールを使って潰していく
3. Matcap表示で確認しながら細かいところを修正

そこまでNゴンや凹四角形ポリゴンについては神経質でないこと、手を動かすのを厭わない方々のようで、「ブーリアンの掛かり方を逆算して(元の形状に)あらかじめエッジ入れておく」とかはそこまで積極的にはされていないようです(07ではされてますね)。

この辺はそれぞれのやり方や最終的にどこで使われるかの違いのような気もするので、あまりうるさく言われてもしょうがないしなあ、という感想です(ただ、チュートリアルで「トライアンドエラー」とか連発されるのは習う側の不安になりはしないかとヒヤヒヤしますね)。

「Blenderでハードサーフェスモデリングで使うメッシュコマンドツールの実際の使い方について知りたい」という場合に見る価値はあるかな、と思います。

「初心者向け」というものではない

まあだいたい流れ的に分かるとは思いますが、このコースは初心者から抜け出したくらいの方がハードサーフェスモデリングについての「引き出しを増やす」目的で見るのがいいのかなと思います。

それぞれの方のYoutubeで公開されているチュートリアル動画を見てもらうと分かりますが、そこまで丁寧な説明でもありませんし、「なぜその操作が必要なのか」とかそういったところを時間をかけて説明しているわけでもないです。今回のコースも「分かる人は見てってね」的な匂いがします。

また、今度リリースする有料チュートリアルのための呼び水的なものもあると思うのでそこまでがっつり説明し切っちゃうってことはないかなとか少しうがった見方もしている部分はあるのですが。

そういった意味で CG Cookie や Creative Shrimp のチュートリアルは考え方、その辺りの説明が(相対的に)しっかりしています(Youtubeに無料公開されているチュートリアルなどの動画でも)。

色々なパターン

メッシュの組み合わせと処理の仕方とかは様々あるので、「たった20個じゃ足りない」って方もいらっしゃると思います。そういう場合はPinterestあたりでpinされているものを探してみると良いと思います。

ハードサーフェスのメッシュトポロジに関しては3DCGソフトで若干の差はありますけれど、そこまで違うものではないので、Blender以外向けのものも参考にできますね。

Blender も 2.8とそれ以前、また2.79以前と操作が異なったりするのでそういった意味でも。

その辺見てくと、結構な確率で polycount にたどり着くとかするんですけれど、まあそれはいいや。

もう少しメタなものを探すと「エッジループ」をどこに持って来るかとか「Nゴンの処理をどうするか」とかその辺の話題になります。

「ループ」については以下の動画がよく説明されていると思います。

何か書いてましたっけ?

自分の場合はどちらかと言うと「SDSモデリング」かつ「適当にサポートエッジ入れる」感じなので、The Topology Handbook for Blender のやり方とはちょっと違うと思います。

と言って何か書いてたっけかな?と数少ない(ハードサーフェス関連の)記事を貼り付けておくことにします。


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