[2.8]シールのように貼り付けたい
子供にシール与えるとどこにでも貼り付けますよね、タンスとかタンスとか。
大人になるとスタバでドヤってるITギークのパソコンぐらい(それももうそんなにいないか)しかそういうシールが貼られたところを目撃しなくなると思いますが、それをBlender上でやってみたい、ってことで。
(シールのように)貼り付ける方法としては2つあります。
・ シュリンクラップモディファイアによる別オブジェクトの貼り付け
・ UVプロジェクションモディファイアによるUVマップの変更
貼り付けるテクスチャ(?)はこちら。この辺から入手できそうですね。
またはこちらにも収録してますのでよろしくどうぞー。
シュリンクラップモディファイアによる別オブジェクトの貼り付け
手前のサルに注目して、2枚の画像を比べてみます。シールの部分が平らに浮いたり張り付いたりしてますね。
シュリンクラップモディファイアはこちら。
設定箇所としては2つ
・貼り付けるPlaneオブジェクトはあらかじめサブディバイドしておく(またはモディファイアを使う)
・シュリンクラップモディファイアにめり込み防止のためのオフセットを設定
この方法は感覚的にも「シールを貼る」というものではありますが、投影方法と投影によるポリゴンの歪みなどには注意を払い必要があります。
UVプロジェクションモディファイアによるUVマップの変更
次はプロジェクションマップ。これは元のモデルのUVマップをオブジェクトから投影される形に書き換えることで「貼り付いた」ように見える、という代物です。
ですので、元のオブジェクトに(貼り付けるシールの)マテリアルを設定します。ババーン!!
そして、Emptyを追加していい感じに配置しておきます。Z軸が面の法線方向にあるといい感じだと思います。
では、モディファイアを追加しますね。
するとどういうことでしょう、あれだけ赤かった顔が白くなりました。
この方法のメリットとしては、(投影なので)コントロールするEmptyを動かせば追従するところです。
(何の設定もない状態だと)その時に地のテクスチャも一緒に動いてはしまいますが。
アニメ調の、表情を切り替えるのに使ったり、扁平な目玉に瞳を投影して動かしたり、という感じで使われたりします。
まとめ
「シールを貼るように」使える機能は2つあってそれぞれ少しづつ違うので、特性に合わせて使いましょうね。
ってことでした。
あー、テクスチャペイントのステンシル機能とはちょっと毛色が違うので…。ステンシル機能はまた別の機会にでも。
99個目の記事らしいよ
Blender 2.80のベータの時期から書き溜めて99個の記事になったってさ。
そういえば「Downloadable」な記事は含めてないこともあるので、100 以上の記事は書いてるね!やったね!
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