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雨隠ギド「おとなりに銀河」/「甘々と稲妻」

10月。やっと秋らしい空気になってきましたかね。
月が替わったら読書メーターのまとめとともに、読んだ本の振り返り…
といっても、9月、我が家は僕をはじめ家族全員が次々コロナ陽性になってしまいまして、、
読書タイムのほとんどが通勤時間や昼休みの僕は、休みが多いと読書量が減りがちで、9月は漫画も3冊しか読んでない。

9月の読書メーター

そんな中で、雨隠ギド先生の「おとなりに銀河」最終巻まで読みましたので、感想を述べておきます。
序盤はしおりさんの少女漫画かぶれの恋愛初心者ぶりがおかしかったのだけれど、終盤はしおりさんの自立というか、島のしきたりや特殊な体質の縛りから脱して、自分が望む道を進もうとする強い意志、周りの人たちを愛し、そして愛され支えられ、幸せな未来を切り拓いていく姿が、とても微笑ましかった。(相変わらずイチャイチャもありつつ)
あの時、一郎さんと運命の出会いができてほんと良かったねぇ、しおりさん。
一郎は両親がいない家庭で幼い妹まちや弟ふみおを守っている。
そんな一郎を逆に気遣うまちとふみお、それと密かに一郎に思いを寄せる姪のちひろ、みんな素直でやさしくて癒される。
アニメも良かった。通勤時の僕の荒んだ心を和ませてくれた。
最終巻では小さかった彼らも大きくなり、みんなで楽しく暮らしたアパートからも引っ越し、アパートはやがてリノベーションされてしまう。
たった6巻だけれども、読み終えた時には何年も一緒に過ごした気持ちになった。
みんな人と関わって嬉しんだり悲しんだりしながら成長し、変わっていくのです。
でも、あの時の気持ちが、あの時確かにそこにあったことだけは、いつまでも変わらない…
そんなことを思わせてくれる、なかなか良い作品でした。
悩みや不安を打ち明け、安心して頼るというのも、ひとつの愛情表現なのだなと感じさせてくれる作品でもありました。
あと、人の縁や家族の縁というのは、…うーむ、うまく言えませんが儚くもあり、奇跡でもある。


もうひとつ雨隠ギド先生の作品、「甘々と稲妻」も読んでいます。
ほんとはGWに一気読みするために中古で全巻大人買いしたんですけど、手元にあるといつでも読めると思ってなかなか読まない。。
全12巻中8巻まで読みました。幼稚園生だったつむぎも小学一年生。
この作品を読んでいて思うのは、子どもの成長ってすごいな(ウチもすごかったな)ということ。
自分が思ったことをストレートに口にする幼稚園生と違って、一年生ともなると、相手の気持ちを察することや自分が恥をかく恥ずかしさも覚えたりして、本心や感情を言葉にすることに戸惑ったり躊躇ったり。
相手を思いやって勇気を出してお話するシーンとか、読んでて泣ける(T^T)
ウチの息子が小さい時を思い出しながら、もっとこうしてあげれば良かったなぁ…とか思い返す。
僕にとっては、忘れかけていた景色や気持ちを思い出させてくれる作品になってる。
いろんなお料理が出てくるお料理漫画でもあり、心をほぐすのに美味しいお料理はすごく役立つことも教えてくれる。
親睦会とか初デートとかで美味しいお店をチョイスするのは、とても大事なことなんだと今更ながら認識(遅)。

#読書メーター #漫画 #雨隠ギド #おとなりに銀河 #甘々と稲妻

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