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Hiromi's Sonicwonder JAPAN TOUR 2023 “SONIC WONDERLAND” 2023.12.7&12.21

12/7と12/21、Hiromi's Sonicwonder JAPAN TOUR 2023 “SONIC WONDERLAND”@東京国際フォーラムに参戦してまいりました。
正直、トランペットを加えた今回のプロジェクト&アルバム、どう捉えたら良いのか微妙にわからなかったんですよね。
僕の中の上原ひろみ様の衝撃ってトリオが基本。ギターが加わったSonicbloomも最初は首を傾げたし、弦楽四重奏と組んだ昨年のPIANO QUINTETも、ライブを聴くまでその魅力がわからなかった。
でも逆にライブを聴くとその真髄が伝わってくる。ステージ上でのメンバー同士のやり合いがスリリングで、各々の技や武器が繰り出されるバトルがエキサイティング。過去の経験から今回もそう信じてチケット取りました。

まず12/7、席は2階3列目、下手寄り。上からステージもよく見える良い位置でしたが、1列目の人がずっと前かがみだったおかげで、ちょっと見えづらかった。僕はまだマシだったけど、僕の前の人はさらに見えづらかったんじゃないかな。きっと知らずにやってたのであろうが、迷惑。
1-2曲目終わったところでひろみ様がMCで、
「アメリカやヨーロッパのお客さんは、反応がすごくて、良い意味で空気を読まない(笑)」
「みなさんも空気読まずに拍手や声出してくださいね」
と言ってくださったのだが、それでかえって反応に困ってしまったかもしれない。この日の客席はどちらかと言うと大人しくて、ステージ上から彼らが煽っても、反応が鈍かった気がする。
それはさておき、ライブでこの4人編成の真髄が伝わったかについては、個人的にはとてーも伝わってきた。
まずトランペットの音色と、そこから作り出される雰囲気が良い。アダム・オファリル。エフェクター(?)を使ってこんなにも多彩な響きや音を演出できることに驚いた。
アドリアン・フェローのベースのテクは、数年前のピンチヒッター出演でわかっていたけど、それでもやっぱりすごいなと思った。
ジーン・コイのドラムもこうしてライブで聴くと、各メンバーの出方を見てうまくコントロールしているのを感じる。(でもソロは手数を増やすでもなく長すぎてダレたかな)
今回のアルバムには入っていないが、ひろみ様の初期の名曲「XYZ」を最後に持ってきてくれてたのが嬉しかった。約20年前に僕がひろみ様を初めて知って大きな衝撃を受けた曲が「XYZ」なのだ。元々トリオのための曲で、ギターを加えたSonicbloomでも取り上げてた曲だけど、今回の+トランペットでも聴き応え十分。ってかアドリアンが入るだけでもうほとんど別物になる。

セットリスト
1. Wanted
2. Sonicwonderland
3. Reminiscence
4. Go Go
5. Polaris
6. Up
7. XYZ
EC1. Blue Giant (solo)
EC2. Bonus Stage

12/21もセットリストは同じでした。
この日のほうが12/7よりも客席がホットで、「Yeah!」とか「hu~♪」の掛け声や、拍手のタイミング、そしてメンバーのノリも格段に良かったと思う。
2日ぶんチケット当選してしまった時には金欠ピンチー!(T∀T)と思ったが、結果的にこの日も行けて良かったー。
「Up」のトランペットとピアノのかけ合いも良かったし、この日はファイナルとあってか「XYZ」もさらにはじけていたと思う。
ドラムソロはこの日も長かったけど(笑) 1日目より魅せてくれた。
席は1回35列目中央、この日は視界良好で、ステージもモニターもよく見えました。

ライブに期待して間違いなかった。後日あらためてアルバムを聴いてみると、うん、悪くないじゃない。(何様w)
今回のアルバム、ピアノよりノード(キーボード)を弾いてる時間が長いのは、これまで度々ひろみ様のピアノで衝撃を食らってきた自分としては最初ちょっと物足りなかったのだけど、ライブを体感していて、幼少時に刷り込まれたリック・ウェイクマンやキース・エマーソンといったキーボードの巨人たちの幻影が、細胞の奥から沸々と沸き立つ感じがした。
「XYZ」を初めて聴いた時も、プログレみたいだと思ったのを思い出した。


#上原ひろみ #コンサート #Sonicwonder #SONICWONDERLAND


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