アルケミストがキャンドル創りにハマってる話。
最近、キャンドル作りにハマっている。
映えるようなオシャレキャンドルやデコラティブなキャンドルではなく、地味でもいいから高波動の火のエネルギーを放つキャンドルを創りたくて。
我が家の祭壇に置く、火のエレメントの魔法道具を手作りしたかった。
やるなら、徹底的にやる。
久し振りに、私の完璧主義の血が騒いで、あれは?これは?と実験を繰り返している。
実験って楽しいよね。
失敗しても、成功しても楽しい。
今は、麻炭を使ったキャンドルを試行錯誤しているのだけど、炎の煌めき具合が違って「ははーん。なるほどやで。」と頷いてみたり、溶けた蝋の中で、麻炭の粒子が星のように舞っているのを見て、
「めちゃ宇宙やん。さすが、麻炭。。」と感心したり、地味な作業の中に発見がたくさん散らばっていて、モノづくりは瞑想と同じだなと思う。
少し前は、アロマキャンドルづくりにハマっていたのだけど、なるほどと思ったことがある。
それは、高品質の精油を使うと原価がベラボーに高くなるってことと合成の香料と違い、香りの強度が強くないので、たくさん入れてもほんのり香るくらいで、市販のアロマキャンドルの香りの威力や安価さはそういうことなんよな、と。
私が欲しいのは、高波動のキャンドルであるので、しかも、サロンやアトリエで販売するわけでもないので、自分用だもの。妥協は禁物だ!納得のいくクオリティーにするぜー!と自分を高めて、「エイヤー!エイヤー!」と高品質のフランキンセンスやミルラを使って作っていた。
ええもんには、ちゃんとご立派な原価がかかる。
これは紛れもない事実。
少し前に、その話を同じくセラピストの友人に話したら、彼女も「手を震わせながら高級キャンドルを作った」という話を聞いて、「わかりみしかない。」と思った。通る道はみんな同じだ。
アロマキャンドルは、原価を考えると気が引けるのだけども、フランキンセンスやミルラを使ったキャンドルは、その炎がとても明るい。意図を持った明るさというのだろうか。
フランキンセンスやミルラや教会で薫香として香炉に入れて焚かれれる香りで、穢れを落とし、清め、神と繋がるように意識を引き上げる。
光を与える。というのが神の仕事にあるのだとしたら、神に捧げられたこれらの香りもまた光を与える働きがあるのではなかろうか。聖油と言われるこれらを使ったキャンドルって、なんとも言えないまろやかな明るさがあって、私たちは、いつもあたたかな光やエネルギーで包まれているのだよなぁ、ということを思い出させてくれたりして。
いろんなクオリティーのフランキンセンスとミルラで作り比べをしてみたけど、やっぱり品質はそのまま光やその風格にきっちり出るんだなぁ、とちょっとでも安くいいものが作れないかと思ったけど、ケチらない方がやっぱり良さそう。
さてさて。
そして、そんなアロマキャンドルづくりの後に、麻炭キャンドル作りに手を出したのだけど、麻は麻で面白い世界が広がっていた。
一度、麻炭を入れすぎて、蝋全体がキャンドルの芯になりそう。。という事態が起こって、確かに、それ自体がお香の材料になるくらいだし、燃えるんだもんね。と後から気づいて、あれは火事になると思った。
無知は経験で埋めていくしかない。
失敗して学ぶのだ。
最近は、キャンドルの芯を自分で撚っていて、その作業が地味すぎて、自分でもちょっとここまでやらなくてもいいのでは?と思っているのだが、キャンドルって、結局、蝋を使って、芯が燃える訳だから、芯こそいいものにしたいなって思って。
それで、今は、麻殻を使った芯をあーだこーだと試行錯誤して、ええ感じの方法を見出せてきたところ。
麻殻も普通に芯にするだけじゃ炎が生まれない。「なるほどやで。」とやってみてわかることの多さよ。
作る前にちょっとは考えてからやれば?考えてたら、最初から気付いてたと思うで?と失敗してから思うのだけど、手を動かした方が早いやん。っていう気質は止まらないらしい。
どうせ失敗しても、ダレにも迷惑かけない。ただの趣味だし。頭使うより、手を動かしてたい。
毎日、コツコツと作っては燃焼実験をしていて、これまでの人生でこんなにもキャンドルを使ったことはないってくらいキャンドルのある暮らしを実現している。
自分でもどこを目指しているのか、わからないけれど、氣の済むところまでやりたい。
そうそうハマれるものがなかったので、趣味ができて嬉しいってのもあるのよね。
今の所自分だけで、楽しんでいるけれど、炎のエネルギーなどを他の人にもみてもらって、客観的な検証もしたいと思っているし、なんならラベルもつけたい。錬金術師らしく呪文なんか書いちゃったりしてさ。
いや、売るわけじゃないんだが。
けど、ちゃんと他の人から見てもどうなのか、は知りたいし、かっこいいものにしたい。
みなさんは何かモノづくりにハマってるとかあります?
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