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外出自粛に思う。外出が治療の場合。


昨今、外出は悪、家に居ることこそ正義という流れになっていて…。
それ一辺倒になってしまうことに違和感を感じている親方です。こんにちは。

正しく恐れる。
その考え方ももっとあってもいいと思う。そう考えます。

例えば。
今現在の私のうつ症状には、「外出こそが一番の治療」です。

うつ症状が重くなって、休職になり丸一年が過ぎましたが、
未だに、自宅にいると殆どの時間をベッドの上で過ごしています。
食事を摂ることもお風呂に入ることもテレビを見ることも、殆ど何も出来ないのです。
何を威張って…と思うかもしれませんが、過程は兎も角「出来ない」それが事実です。
(1人で暮らしていますが、夕食とお風呂は近所の実家でお世話になっています)

外出する目的がないとベッドから起き上がることすらままならない状態です。
とはいえ、一度外出できれば、スイッチが入った状態ですので、全くうつだと理解されないくらい元気に見えるようですし、実際その間は私自身も体調が良いことが殆どです。(以前よりスイッチが入った状態をキープする時間は短くなりましたが)

最近、この状態を適確に表現して頂ける治療者、及び罹患仲間に出会う事が出来ました。
「自律神経のスイッチが入らないんだね」
「完全にオンとオフがはっきりしちゃうんだね」

一度帰宅するとオフになってしまって、なかなかスイッチをオンにすることができない。
そういう状態です。

それがコンスタントに外出できる様になってきて、
だんだん「スイッチが入りやすくなってきた」んです。

そんな矢先の「外出自粛要請」。

「出鼻をくじかれた」とはまさにこういう時に使う表現なんだろうなあ。
正直、悔しいです。折角いろんなことが軌道に乗り始めていたので。

外出自粛でも、厳しい条件の諸外国とは違い、散歩と通院は認められています。
それをポジティブに捉えて、散歩と通院、治療にまつわるできることをやっていくしかない。(勿論手洗いうがい換気マスクなど徹底した上で)
そう思っていますが。一辺倒に外出している人を批判する意見を見るたびに、後ろめたい思いになるのも事実です。

ツライ。

…。

話の締め方が分からなくなってきました。

本当は外出が悪一辺倒になったまま、休業などの保障が一切なければ経済がやられてしまう。知人友人家族の売り上げ減の話を聞くたびにこの状況で外出が悪なのはキツイ。そういうことも書きたかったんだけれど。
広がりすぎるので。

「外出が治療」そういう人も世の中にはいます。そのことを少しでも知って頂けたら嬉しいです。

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