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大切な人を亡くした

今月わたしは、前回の入院で病室が隣同士になり
仲良くなったお友達を亡くした。
(ここでは、iちゃんとします。)

右も左も分からない治療を始めたばかりの
不安なわたしに沢山のことを教えてくれた。

みんなの前では弱さを素直に見せれない。
泣きたくても素直に泣くことも出来ない。

そんなわたしをiちゃんは
辛い時は優しくそばにいてくれて
短い期間を楽しく過ごさせてくれた。
コロナもあり、面会禁止で家族に会えない中で
見つけた小さな幸せ。
iちゃんと過ごす期間は短くて濃い日々だった。

短くても確かにわたしの光で
暗闇の中、光を灯してくれた。
そんな、心の拠り所が無くなった。

もちろん、わたしを必要としてくれる人が
沢山いることも分かる。
それを伝えてくれる人もいる。
生きていかないといけないこともわかる。
だけど、苦しくて
思い出すだけで、涙が溢れる。

わたしはやらずに後悔だけはしたくなかった。
だけど、今回は一生残ってしまうくらいの後悔をした。

コロナでっていうのも、
プライバシーというのも、
看護師さんたちの優しさだということも、
全て理解出来る。
頭では理解しているけど、
理解したくないこともある。

一時退院を終えて、わたしが入院してきた時、
iちゃんはわたしに会いたいといってくれた。
わたしが退院する、翌週に退院予定だったiちゃん。
体調が悪化し、楽しみにしていたLIVEも行けず、退院出来なかった。
わたしが入院してきた時にはマシにはなっていたけど
もう、今までとはかけ離れた姿をしていたらしい。
だから、会いたいと看護師さんに伝えても会わせて貰えなかった。
その時は、コロナで面会禁止だからと。
でも、後々聞いた話では、かけ離れた姿を私が見てショックを受けるのを分かっていたからだと。
それでも、こんな結果になってしまうなら
最後に会いたかった。
最後に話したかった。
最後に顔を見つかった。
伝えたいことも沢山あって、伝えきれていないのに。

沢山あって、その全てが後悔で
みんなは仕方ないというのだろうけど、
私の中では仕方ないでは片付けれなくて。

なんでなんで。
なんでiちゃんなの。
なんで、わたしからiちゃんを奪うのか。

iちゃんのことを聞いた翌日から
40℃の高熱を出して寝込んだ。
そのおかげで日にちがだいぶ経った。
だけど、全く心の整理はつかない。
ここずっと、空元気。
誰かに全てを話しきりたいけど、
言いたくもない。

だけど、忘れたくは無いので
ここに残します。

大好きで大好きで
たまらなかったです。
10個も下のわたしを可愛がってくれてありがとう
多分、ずっと心に居て、忘れることは出来ないでしょう。
思い出しては泣くでしょう。
それをあなたは望んではいないでしょう。
だけど、そうすることであなたのことが色褪せていかない気がする。
許してね。
今でもあなたはわたしの光です。

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