Omoinotake アルバム「Dear DECADE,」について語りたい
久々のnote更新になりました。ルーカス宮崎です。
今回は真面目な音楽記事です。
さて、いきなりですが皆さんは「Omoinotake」と言うバンドをご存知でしょうか?
メンバー全員が島根県・松江市出身の3ピースピアノトリオバンドで、
現在TBS系にて毎週火曜日夜10時より放送中のドラマ「Eye Love You」の主題歌「幾億光年」が話題を呼んでいます。
↑ドラマ「Eye Love You」の紹介映像
↑ドラマの主題歌「幾億光年」
そんなOmoinotakeをプレゼンしたくて、2022年の12月にミニアルバム「Dear DECADE,」のリリースタイミングで書いた記事がnoteの下書きより発掘されたので、このタイミングで出したいと思います。
以下、当時の原文ママ↓
来る12月21日、私のお気に入りバンド・Omoinotakeがメジャー2ndEP(ミニアルバム)
「Dear DECADE,」をリリースしました。
アルバムタイトルは、直訳すると「親愛なる10年間」。
Omoinotakeは今年で結成10年。10年間の思いが込められたアルバムになっています。
ここからは収録されてる1曲ずつにクローズアップしていきたいと思います。
1.雨と喪失
今回のアルバムのトップバッターとなるこの曲は、彼らの出身地である島根で学生時代にやっていた曲を、東京に来てOmoinotakeを結成してからやってみようとなって再構築された曲です。
そして、本来Omoinotakeは作詞をベースの福島智明さん(愛称:エモアキ)、作曲をボーカル・キーボードの藤井怜央さん(愛称:レオ)が行なっているのですが、
この曲は作詞作曲共にエモアキさんが手掛けています。
エモアキさんが高校生当時在籍していたバンドで演奏されていた曲を1曲目に持って来たこと、そして
「あの日からもうこんなにもの月日が経ったね」
という歌詞から始まるこの曲は10年間を振り返るのに相応しいものとなっていると思います。
2.彼方
2021年にデジタルシングルとしてリリースされた曲がフィジカルタイトルに初収録されました。
この曲は国際工科専門職大学のCM曲としても使用されていました。
この曲はメンバーが時折「将来への決意を込めた歌」と言うように、未来に向けて書いた曲である曲が歌詞からも伝わって来ます。
3.トロイメライ
このアルバムの為の完全新曲その1。
バリバリ電子音やOmoinotakeの曲に珍しいオートチューン(ロボットみたくケロケロした声になるエフェクト)を使った曲になっています。
この曲をライブでパフォーマンスする時は、レオさんはハンドマイクを持ってキーボードの前に立って歌います。
サウンド面ではOmoinotake的に新しい挑戦がなされてますが、歌詞は真っ直ぐなラブソングで、「YOU&I」や「I don't wanna die」と歌詞の中にレオさんやエモアキさんが影響を受けたバンド・銀杏BOYZの曲名が入っているのも見て取れます。
4.プリクエル
これもまた2021年にデジタルシングルとしてリリースされた曲がCD化。ソニーの運営するネット小説サイト「monogatary.com」とのコラボ企画で募った小説から、大賞に選ばれた作品を基に作られた楽曲となっています。
渋谷や井の頭線の西口といった情景が浮かぶ歌詞と、何処か懐かしさを感じるメロディが混ざり合ったラブソングになっています。
5.この夜のロマンス
この曲は以前からOmoinotakeがストリートライブをしていた時に演奏されていた曲で、今回のアルバム発売に伴いレコーディングがされたものになります。
(一曲目の「雨と喪失」は自主販売のCDで音源化されていたものの、この曲に関してはこのアルバムまで音源化が見送られていた。)
あまりクリスマス色は歌詞から現れて無いですが、
「寒空に白く溶けて」というフレーズがある様に冬の曲であることが感じられて、今回収録されるにあたってアレンジもクリスマス〜冬の景色を思わせる音色が含まれています。
6.カエデ
このアルバムの為の完全新曲その2。
このアルバムのトリを飾る曲は、メジャーデビューしてから増えていった責任感の重さや期待だったりに葛藤しながら進んでいくという決意が描かれている曲に思えます。
そして、個人的にグッと来た歌詞が、
これは一般的にラブソングともとれる歌詞ですが、ここの歌詞で言う「あなた」がリスナーに向けて言っているようにも聞こえて、
そのメッセージ性がこのアルバムを締めくくるに相応しい、大きなものになっていると思います。
アルバム全体を通して・一年前のnoteを見返して
このアルバム「Dear DECADE,」はOmoinotakeがこの10年間やってきたもののいわば集大成的なものでもあるし、同時に「トロイメライ」のように新しい試みをした曲もあって、6曲という少ない内容ながらバラエティに富んだ顔触れだと感じました。
この末文は主文を書いた一年後に書いているのですが、実際トロイメライは単独ライブ以外にもフェスで披露されたりもするので、新しいOmoinotakeの一面が開花したようにも感じます。
「幾億光年で初めてOmoinotake知ったけどこのnote見て色んな曲聞きたくなりました!」
という親切な方々の為に、ライブ情報の告知もさせていただきます。
3月に東名阪のQUATTROというライブハウスをまわるツアー「春の大三角ツアー」が行われます。
3/2(土)に名古屋、3/3(日)に大阪、3/14(木)に東京にて開催されます。(東京公演のチケットは完売!)
普段のOmoinotakeの単独ライブはメンバー3人の他にサックスとパーカッションを加えた5人体制で行う事が多いですが、今回のツアーはバンドメンバー3人のみでまわるという珍しいライブになっています。
サックスやパーカッションのアレンジが無い分、珍しい楽曲が聴けるかもしれません。
また、4/28(日)というゴールデンウィーク前半の三連休の真ん中には、大阪城野外音楽堂にて
「Omoinotake SPECIAL LIVE 2024 『エアレンデル』」が開催されます。
この日はいつも通り、バンドメンバー3人にサックス、パーカッションを加えるだけでなく、更にゲストが来るとか来ないとか…
バンド最大のキャパシティで行われる初野外単独ライブを是非観に来てください。
春の大三角ツアーのチケットはこちら
【ぴあ】(名古屋公演のみ)
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=DC040008
【イープラス】(名古屋、大阪公演のみ)
https://eplus.jp/sf/detail/2716340001-P0030059P0030060P0030061?P6=001&P1=0402&P59=1&block=true
Omoinotake SPECIAL LIVE 2024「エアレンデル」のチケットはこちら
(チケットぴあ独占先行抽選・2/26まで)
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?lotRlsCd=85980
今回、プライム帯(テレビ業界において夜の看板番組が並ぶ19時〜23時の間を指す)のドラマ主題歌というバンドにとって初めての大きなタイアップで、
ようやくOmoinotakeが陽の目を見られそうで個人的にワクワクしています。
彼らが定期的に口にしている「紅白歌合戦に出続ける」という目標のためにも、まずはバンドの名が今回を機に一気に多くの人々に知られて欲しいと思います。
2024年、Omoinotakeの飛躍の年になることを願い、このnoteの〆とさせていただきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。