帰省、そして整う

 「日々のサウナにはストーリーがある」ということで、本日のサウナストーリーはこちら!

 社会人になり地方での一人暮らしがはじまってから1年を超えた。場所は仙台から新潟に移ったが、いずれにしても知り合いはいない。だからこそ、フレンズのいる地元に戻れる長期休暇は心身ともに癒しとなる大事なイベントなのだ。

 今年のGWは高校、大学の友人に会った。社会人になって初めて会う友人も中にはいたり、帰省の度に会う友人もいたりと、4月に入ってからとにかく楽しみにしていた。
 久々の友人はやはり皆変わらない。「そりゃまだ1年しかたってないし」とも思うが、変わらないその姿がとにかくうれしかった。思い出話や最近の出来事を話し、バカ笑いしその時間のすべてが癒しとなった。

 しかし、矛盾しているが帰省は本当に嫌だとも思う。結局はまた、日常に戻らなければいけない。仕事は相変わらず大変だし、気軽に会えるフレンズもほとんどいない。非日常に入り込むほど日常に戻るのが本当につらくなる。
 帰りの新幹線を待つ時間、タバコを吸いながら思い返す思い出。この数分間がなんとも、言葉にできない感情に襲われるのだ。
 新幹線の中では寝ているようで寝れない時間を過ごし、新潟に戻る。
「すぐにサウナに行こう」
 帰省の度のルーティンともいえるこのサウナが僕をまた歩き出させてくれる。

サウナ、水風呂、休憩。

 整いの時間、最後に非日常を思い返す。
「たのしかった。また会いたい。またバカな話をしたい。」
 これを最後にまた僕は歩きだす。
そしてまた強く生きる。また会うときまでの少しの時間。強く生き抜いて胸張って皆に会えるように。年齢、立場、見た目がいくら変わっても自信もって変わらない自分で会えるように。
 すべてのフレンズにありがとう、また会おう、ピースです。

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