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地元は好きですか?写真集『撮りたい世界が地元にある』

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著者は、写真家Akine Cocoさんとtomosakiさん。地元の写真を発信し続ける2人が、地元への想い、地元の見方、地元写真の撮り方を、エモーショナルな写真と共に綴る写真集で… もっと読む
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【撮りたい世界が地元にある/はじめに】地元は好きですか?

地元は好きですか?生まれ育った場所や、長く暮らした関わりの深い場所を指す「地元」。 田舎であればあるほど、都会と比較して地元を蔑んだり、「早くここから抜け出したい」と思ったことが、少なからずあるのではないでしょうか? ですが、自分の大切な思い出が詰まった「地元」には、娯楽施設や観光名所にはない、地元にしかない魅力がきっとあるはず。それはきっとごく近くにあり、当たり前すぎて見過ごしている風景かもしれません。 SNSでは、同じような境遇でありながら、地元の魅力に気づき、日々地

【撮りたい世界が地元にある/Akine Coco1章】なぜ地元を撮るのか?

なぜ地元を撮るのか?私の地元である福井県は、魅力度ランキングで下から数えて数番目に毎年位置しています。正直、地元には「何もない」と昔から思っていました。遊ぶところがなく、隣の石川県・金沢などの都会への憧れから、どうしても比較してしまう。 そんな「何もない」地元ですが、写真を撮ることで、「何気なくも素敵な場所はたくさんあるんだ」ということに私自身気づかされました。そして、地元で撮った写真をSNSに投稿すると、「実家のそばの風景に似ている」「懐かしい」という反応をいただいたので

【撮りたい世界が地元にある/tomosaki1章】なぜ地元を撮るのか?

なぜ地元を撮るのか?地元・福井は、ジブリに出てきそうな「田舎の原風景」に溢れています。元々昔ながらの風景が好きという気持ちはぼんやりあったのですが、シャッターを切るたびに明確になっていきました。 例えば「入道雲」。今まではただの視界に映る背景だったものが、写真を始めて入道雲を追いかける中で、「福井には高い建物がないから、こんなにも入道雲がきれいに見えるんだ」という発見があったのです。 今は地元が大好きですが、昔は「田舎から早く離れたいという気持ちが強かったです。「地元は殺

【#撮りたい世界が地元にある】出版記念フォトコンテスト入賞者発表

出版を記念し、2022年8月5日~8月19日の期間で、みなさんの地元写真を募集しました。 TwitterとInstagramで合計1,000を超えるたくさんのご投稿、ありがとうございます。その中から、Akine Cocoさんとtomosakiさんに5名ずつ選んでいただきました。……が、「それぞれが選ぶ1枚」が同じ方の同じ投稿という結果に。最終的に合計9名の方を紹介いたします。 ※順不同 2人が選ぶ1枚しょうさん comment from Akine Coco 日常の中に

【撮りたい世界が地元にある】2人の地元 福井のおすすめスポット8選

本書は全編にわたって、「地元」のとらえ方や撮影の楽しみ方を紹介していますが、ここでは2人の地元である「福井」について、特におすすめの撮影スポットを紹介します。福井の方、福井を訪れる方は、ぜひ立ち寄ってみてください! 愛宕坂福井の街並みが一望できる石段の坂道。アニメや映画のワンシーンに出てきそうな、街へと続く坂がドラマ性を生み出します。空がよく見え、朝には山から日が昇り、夏なら入道雲が。夜には街の夜景と、さまざまな表情を楽しめます。風情のある建物が立ち並び、福井の歴史も感じら

SNSで大人気!写真家Akine Coco & tomosakiの「地元」がテーマの写真集『撮りたい世界が地元にある』を発売

著者はSNSで大人気の写真家Akine Cocoさんとtomosakiさん。地元の写真を発信し続ける2人が、地元への想い、地元の見方、写真の撮り方を、エモーショナルな写真と共に綴ります。 「あなたは地元が好きですか?」地元嫌いだった若手写真家が、なぜ地元を撮り続けるのか?福井で写真を撮り続ける写真家、Akine Cocoさんとtomosakiさん。「田舎の福井には“何にもない”のが嫌だったが、写真を撮るようになり“何もない”ことが魅力的で、尊さを感じる」と語ります。 地元の