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裸の履歴書

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生い立ち~現在まで、そのときのリアルな心情を書き綴る
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#競輪選手

裸の履歴書vol.9~上京

 選手会に退会届けを提出してはじめて、引退(正確には登録消除)となる。  さぁ、これからの…

裸の履歴書vol.8~引き際

 インターネットの普及に伴い競輪選手の代謝制度も、ファンへの認知度も上がってきた。代謝制…

裸の履歴書vol.7~めんどくさいやつ

 スタートでつまずきはしたものの、デビュー3戦目にして初勝利を挙げ、順調に駆け上がるかと…

裸の履歴書vol.6~つまずき

 地元に帰って約1ヶ月の準備期間を経て、いよいよ競輪選手としてのデビューを迎える。デビュ…

裸の履歴書vol.5~ベクトル

 競輪選手になるための学校。それが、日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)。競輪選手になるた…

裸の履歴書vol.4~見えない敵…

 浪人生活の始まり。師匠に弟子入り、住み込み生活の始まりであった。師匠宅に住み込んでの生…

裸の履歴書vol.2~つくづく…

 中学に入ると、急に校則という規律の世界にまみれる。息苦しさはあるにはあったが、今ほど嫌には感じていなかった。中学に入ってからも、迷うことなく陸上競技を志望。中学の部活だからか、田舎の中学だからか先輩、後輩の仲は緩くて敬語はなし、敬称はかろうじてあった。陸上部だから学校の校庭が練習場所なわけだが、陸上部だけが独占しているわけではない。他に野球部、サッカー部、ソフトボール部が共存している。定期的にサッカー部から、「ただ走ってなに面白いの?」という揶揄の台詞をいただく。私の球技に

裸の履歴書vol.1~物心ついたときから…

 物心ついたときから、「ものわかり」が良かった。いわゆる「察する」というやつだ。誰になに…