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滋賀の沖島

滋賀の中には唯一の湖の有人の離島の沖島がある。歩いて一周するにもさほど時間のかからない島に200名以上が住んでいる。近江八幡市の堀切港より10分少々の片道500円の少しの船旅である。去年からネコに会いたくなったら定期的に来島している。昔の色を残した路地や生活、沢山の島猫、昭和の匂いが残るノスタルジーな写真をする人にはフォトジェニックな島だ。そういえば沖島では犬は見かけた事はないが飼っている方もいるのだろうか。天敵のいない島で猫達は自由に生きていた。

島にはレンタサイクルもコンビニもない。自販機はあるので飲み物の補充は可能である。でも島に渡る前に堀切港近くのコンビニで補給していくのが良い。沖島にはいくつか営業しているお店はあるのだろうが、自分は港前の沖島のお母さんがたがしているお店にしか行ったことがない。他のお店は近くに行っても開いているのかどうか不明だ。昼頃に来島することの多い自分はいつもそこで腹ごしらえしてから散策に出かける。

この沖島うどんセットがうまい!沖島で作ったエビ豆やイサザの佃煮つきだった。季節で変わるのかな?うどんのかき揚げは琵琶湖のスジエビだ。

猫を探しにあちこちカメラを抱えて歩く。車もいない。風の音と船の音と波の音を聴きながらの時間。深い息が漏れるくらい好きな時間だ。そんな深い息を吐きたくてあちこち足を運ぶ。街でも山でも。

沖島小学校を眺める少年像。幼稚園、小学校は島内にある。中学校からは船で対岸の近江八幡の街中に行く事になるのであろう。レトロな感じだけど新しい、木の温もり感じる景観の小学校だ。ちなみに水泳の授業は琵琶湖で行われるらしい。近くに湖水浴場もあり、水も透明度ある綺麗な場所だった。海に比べて浮力の少ない琵琶湖は怖いだろうな。

沖島の集落にある路地。昔から時間の止まってしまったような雰囲気だ。奥へ奥へ行きたくなるような路地だ。あまり入る混み過ぎるのは良くないだろうし大きめの路地だけ入っていく。旅が好きな人はこのような迷路にような路地には惹かれると思う。

路地の先には勿論琵琶湖もある。路地の先に見える海に湖、旅情を刺激する風景だ。沖島は家族でいって楽しむような場所は正直無いとは思うけど、一人のんびり時間を過ごすには最適な島だ。港に座りのんびり本を読むもよし。島をぐるっと一周周り散策もよし。猫の撮影会にもよし。暖かくなったらまた来島しよう。子猫は大きくなったかな。春への楽しみの一つだ。
来島したら是非港でうどんをどうぞ!お土産の佃煮も喜ばれるだろう。

沖島の働くお婆さんの背中。

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