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スリランカ旅紀行part.7-Maheshさんとの旅路-


こんにちは。

すっかりご無沙汰してしまいましたが、
スリランカ4日目の続きです。

今回の内容に関して、
2004年に起きたスマトラ沖地震や津波に関連する話題が一部出てきます。
あらかじめご了承ください。

まったり更新に拍車がかかっていますが、
なんとか最後までいきたいと思っています。

シナモンファームを出発

ファームの見学を終え、車に乗りこみ次の場所へ向かいます。

Maheshさんが近くにウミガメの保護センターがあると教えてくれて、
是非見てみたかったので寄ってもらうことにしました。

入場料として1000ルピー支払い
館長さんのガイドでセンターを見て回ることに。

とても陽気なおじいさん、
流暢な英語で沢山のウミガメを見せてくれました。

生後間もないウミガメの赤ちゃん


卵の状態から、大人になった大きなものまで
様々なカメがいました。

ガイドの最中、館長が豪快なオナラをしました。
思わず顔を見てしまいましたが、全く気にすることもなく堂々としていました。
大人の男ですね。

途中、他のスタッフの方が持って来たキリトフィーというお菓子を僕に分けてくれたり、
何よりカメたちを見る館長の目は優しくて
何だか憎めない人だなと思いました。

館長にお礼を言って、施設を後にしました。

少し進むと、また別のスパイスファームがあるというので見せてもらうことに。

ここは美容や医療のために使うスパイスやハーブを育てていて、
植物園のように整備された区画には
様々な種類の植物が育っていました。

ターメリック
この状態で見るのは初めてです。
こちらはカルダモン


ガイドの方が様々な種類のスパイスやハーブの紹介とともに、
それらを使った製品の紹介をしてきます。

ここでふと思いました。
入場料とか取られてないけど、
大丈夫なんだろうか。

途中でスパイスの入ったお茶を出してくれたり、
見学の最後にはマッサージをするからと告げられ、
不安感マックス。

一体いくら取られるんだろう。

小さな小屋のような場所で、
先ほど説明のあったスパイスやハーブから作られたオーガニック製品の紹介が始まります。

虫刺され用の薬を実際に使わせてもらいました。
(ここでの見学中に刺されたので)

その後マッサージをするので、どこか気になる場所は無いかと聞かれ
「あ、マッサージしなくて大丈夫です」
と伝えるとものすごく微妙な空気になりました。

「本当に無料なので、試してください」

と言われ、渋々ティーシャツを脱ぎ施術を受けることに。

オイルが塗られ、首から手の先までマッサージされます。
正直緊張と不安感の方が強く、気持ちいいどころではありません。

最後に
「施設の維持のために少額でもいいので寄付をお願いします」

と言われたので、100ルピーだけカゴに入れると
さっきよりもすごい空気に。

1000ルピーに変えて何とか許してもらいました。

さらにこの後、オーガニック製品の売り場に案内されました。
製品の素晴らしさをしきりに説明してきます。
それはわかったけど、全部とにかく高い。

売り場の小屋の中には、僕1人に対して3人のスタッフ。

何か買わないと出るのも難しい雰囲気。

1番安いスパイスの小瓶を見つけ、
それを買ってやっと解放されました。
それでも2000ルピー、、、

「無料より怖いものは無い。」
この言葉が何度も頭に浮かびました。

彼らに悪気は無いのかもしれないけれど、
やや強引な営業スタイルには少し疲れてしまいました。

気を取り直して昼食へ

見るからにテンションの下がった僕を見兼ねてか、

「Sir,そろそろご飯でも食べますか」

時刻は14時過ぎ、
シナモンファームの時点で腹ペコだったので
即答でそうしましょうと伝えました。

レストランに向かう道中、
天気も良くなって来て綺麗なビーチが見えて来ました。

服を着たまま海で遊ぶ人たち


海を眺めながら、Maheshさんがゆっくりと語り始めました。

「2004年に起きたスマトラ沖地震で、この辺りは大きな被害を受けました。」

今から20年近く前のこと、
その時起きた様々な被害に対して
Maheshさんは今でも心を痛めているようでした。

津波の被害者にむけた慰霊碑
日本から贈られたという仏像
併設されたミージュアムでは
当時の資料を見ることができる


きっと自分1人だけで旅をしていたら
触れることが無かったかもしれない
スリランカの歴史の1つに触れることができました。

そしてこの頃にはドライバーのMaheshさんのことを信頼し尊敬するようになっていました。

それから程なくして、
レストランに到着しました。

Refresh Beach Restaurant

海に続く解放的な店内には生け簀があったり、
清潔で広々とした客席は多くの観光客で賑わっていました。

フライドライスとパパイヤジュースを注文
たしか合計2000ルピーちょっと
椅子とテーブルのデザインも好みでした。


想像の3倍くらいの量でお腹も満たされ、
完全に元気を取り戻しました。

もうすぐ最後の目的地
植民地時代の要塞跡、ゴールの街にたどり着きます。

長くなってしまったので今回はこの辺りで。

読んでいただきありがとうございます。

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