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企画書は弱者のツール

企画書はなんのためにあるかというと、企画をほかの誰かに伝えるためにあります。なぜほかの誰かに伝えるかというと、その誰かに協力してもらうためです。つまり、ひとりではできないことを、誰かと一緒にやるためのツール。それが企画書です。

そのとき、企画書はどうあるべきかと考えると、ただ企画が伝わるだけ、では不十分であることがわかります。

「これはおもしろいからやりたい!」
「これはやると得をしそう!」
「私がやる意味がある!」

などその企画書を受け取った相手に「やりたい!」と思ってもらわないといけません。

では、どうすれば相手がやりたいと思ってもらえるような企画書が書けるでしょうか?それには3つのポイントがあると考えています。

企画書作成で気をつけたい3つのこと

いい企画書は「頭で理解できて」「心が動き」「背中を押される」ものだと思います。

①【頭で理解できて】まず前提として、企画が伝わるようにする。
②【心が動き】惹きつけられるストーリーとして加工する。
③【背中を押される】受け取り手がなにをすればいいのか、そしてなぜ受け取り手がそれをやる意味があるのかの必然性を語り、呼びかける。

①頭で理解できる

当たり前だが、そもそも伝わらなければ何も始まらない。口頭で補足しなくても資料だけできちんと伝わるようにする。企画書は独り歩きすることが多くあるので。
※理想的には独り歩き用の資料をつくったほうがいい。ペライチにまとめるなど。

②心が動く

伝えるべき要素を精査しきったら、それを相手の立場にたって、どう語ると響くのかを考える。ただの情報を物語に変えていく。ここでは様々な物語の構造を踏襲しながら、①で精査した情報をはめこんでいく。

③背中を押される

上の話は全般的な話をしていますが、ここではぐっと企業・個人に寄っていく。相手の立場にたって、相手の気持ちを具体的に想像しながら、なぜその企業・商品・個人がやる意味があるのか、Why Youをきちんと語る。相手の心に「オレがやらねばだれがやる」というミッション感をつくれるように語りかける。

以上が企画書作成の3つのポイント。体裁は二の次で、なによりも上の3つのポイントを精査していくことがいい企画書につながっていく。