見出し画像

[Chia]SSDの書き込み量考察


Mainnet最小単位であるK=32 (101.40GiB (106.33GB))にて、Samsung SSD付属ツールで書き込み量を測定してみました。

Plotting開始時:8.4TB

画像1

Plotting終了時:9.8TB

画像2

ということで、9.8 - 8.4 = 1.4 TBでした。

出来上がったPLOTファイル

画像3

ディスク上サイズ 101GBという表示ですが、細かい値の方で計算すると、

108,811,665,408 Byte = 101.3388 GiB = 108.8117GB

ですので、WindowsのGBはGiBですね。

四捨五入して109GBということにしておくと、一時ファイル書き込み量と最終ファイルの比は、

1.4TB / 109GB = 1.4 x 1000 / 109 = 12.8

です。最終ファイルの12.8倍もの書き込み量がSSDの一時領域に発生することになります。

私の環境は古いDellノートPC(Inspiron N5110) のHDDをSSDに換装して使っており、SSDはSamsung 850 EVO 500GBです。このSSDのTBW(寿命までの書き込み総量)を調べると、

画像6



5 years or 150TBWとありますので、合計150TB分のデータ量を書き込むと寿命という仕様です。

前述の計算にて、一時領域のSSDには最終ファイルの12.8倍の書き込みが発生しますので、このSSDを寿命まで(壊れるまで)使う場合、

150 TB / 12.8 = 11.7 TB

となり、最終ファイルは11.7 TB程度作れるということになります。

ちなみに私のSSDは古いので、現行モデルの同等品は、下記、

ということのようです。

7,990円 / 500 = 15.98円/GB

ですね。前回の記事で外付けHDD価格を調べました(下記に再掲)が、

画像7

HDDは2-3円/GBなので、この例ですと、HDDとSSDの価格差はまだまだ5-8倍程度あるようです。

NVMe SSDの500GBの場合、下記キオクシア製で8,380円、

下記Samsung製で8,061円、

SATA SSDとNVMe SSDが数百円しか変わらないようなので、新しくPCを買う場合にはSATAを使う理由はほぼ無いと言ってよいと思います。

ちなみにキオクシアのSATA SSDも480GBで7,480円なのでほぼ変わらないですね。

まとめ

一時ファイル書き込み量は最終ファイルの12.8倍

最大書き込み量300TBWのSSDを一時領域(苗畑)に使う場合、最終領域(農場)のHDDを12TB埋めたら寿命到来

ChiaのPlotting実行の最小空き容量である500GB程度のSSDの場合、8,000円前後でSATAもNVMeも価格差数百円なのでNVMe選択がおすすめ





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?