漢字ナンクロ 難問解法のテクニック
はじめに
昔、「難問解法のテクニック」という参考書が好きでよくやってました。次々と新しい問題が出てきて考えるのが楽しかったんだと思います。
漢字を書くのが好きだったので、学研の「難問 漢字ナンクロ」を解いてきたのですが、楽し味が薄れてきた感じがします。いきなりやらなくなったら、経験値がダダ下がりします。
漢字ナンクロの解き方を昔ネットで探してもなかった気がするので、私は猛者ではないので気休め程度ですが、現時点の経験値を投稿します。
まず、基礎力を上げる
基本的なことをいうと以下の通りになると思います。
その雑誌によく出る熟語(傾向)を知らないと始まらない
最も重要かつすべてと言って過言ではない
(対策)=> 漢クロの問題を辞書と首っ引きで1冊解く、不明な熟語を調べてメモっておく穴あけ推理パズルに習熟する
大12人(※1)・・・かなり大道芸人ぽい、後は大型新人、大道商人などもある
※1.12は簡略化された空マスの数字
(対策)=> 問題の数を熟して、イメージできるようにする。訓読みに変えると、分かるときもある。大12家=大和国家、うーん。とりあえず、埋めてしまって修正した方が早く終わる可能性が高い
(対策)=> 怪しいのはフリクションのピンクを使用して仮り確定する
(1) ほぼ確定:「大12人」の数字1が記載されている他マスで、漢字と合わさって、「地下1」、「地〇1」など熟語の全部または一部を形成する場合、チェック表と問題の当該マスすべてに黒で「道」を記入
(2) 仮り確定:「大12人」の数字1が記載されている他マス近辺に文字がなく確定できない場合、チェック表に赤で「道」を記入、問題の数字1マスをすべて赤でチェックする出題文字(漢字)に偏りがある
例1:たいてい出てくる文字群(思いついたものを記載)
(対策)=> 数字の出現頻度で文字を類推する
「一」>=「人」>「大、中、小」、「上、下、高」>「地、水、風、空」=「心、体、物、力、名」、「事」=「生、年、月、日、学」=「神、天」=「目、見、口」=「国、家、道、路、山、海、所」
例2:秘孔を突いてくる文字たち
「行」、「外」、「発」、「金」、「出」、「小」、「社」、「名」、「茶」、「給」、「法」、「平」、「電」
(対策)=> 困ったら当ててみる数字を見つけられずに立ち往生する
(対策)=> 目標は一目一領(TIPSに記載)ですが、順番に一マスづつチェックしていった方が解ける時間が短い。よっぽど見落としが多いと見える
一知半解
分かったつもりで順調に解いていたのですが、物足りなくて学研の「大きな字の漢字ナンクロ」に手を出したのがつまづきの始まり、どうしても解けない問題が出てきます。そこで、プログラムで解こうとしたので沼にハマりました。データベースを勉強して熟語を辞書化し、pythonを勉強して組み合わせの探索を行い、時間がかかり過ぎるということで最適化問題とか始めた結果・・・数年単位で時間を取られて、うまくいきませんでした。楽しかったので良し。今なら、AIを利用すればできるかも。「いけない!いけない!投資の決着付けなくちゃいけないのに戻ってこれなくなる。」
プログラムに沼っている間に、熟語を完全に忘れ切っていたので、何冊か「難問 漢字ナンクロ」を解いた結果、以前煮詰まってた問題(未練がましくいまだに持ってた)もなんとか解けました。プログラムで解けなかったのは、ネットに落ちていた国語辞典から抜き出した用語に不足があったみたい。今なら、解きたい問題が載っている雑誌を数冊ぶち込むのが正しいと分かる。
難問解法のテクニック
難しいのは、相関が少なく(※2)知らない熟語が多い問題なんでしょうけど、辞書の力を借りれば何とかなる気がするので、とっかかりのないノーヒント問題の解法のテクニックを列挙します。
※2.相関が少ないとは、問題に対してチェック表の文字数が多い、すなわち、問題に出てくる文字の出現回数が少ない。かつ、3文字熟語の割合が多い
特徴のある数字の並びを探す
1122:まず「事事物物」、展開が容易な「明明白白」、「生生世世」、「三三五五」など
121:滅茶多い「日一日」、「水道水」、結構多い「時分時」、「馬車馬」、「風台風」など
112:何も考えず「万万一」、「先先代」
「日日是好日」とか「御御御付」とか特殊な熟語もあるけど意外と展開できない
(1)213でも交差する熟語の数字が415(1)とか固まっている場合は注意する。(1)で交差1文字で穴あけ推理パズルをする
1122が「事事物物」だと仮定したとして、「事」や「物」からよく使われる熟語を当てはめてみて、うまく相関するかどうか判断する
「事実上」、「実物大」、「年中行事」、「物見遊山」、「下手物」、「平家物語」、「中心人物」、「万物流転」、「水生生物」など「一」を見つけて、展開する
「一」には、数が多い以外にも、1213の熟語(※2)が多いという特徴があり、見つけやすい(人には1213が少ない、「人造人間」くらいか)。しかも、数が多いので問題マスに隈なく展開できるという特徴がある
※2.1213:「一世一代」、「一期一会」、「一長一短」、「一挙一動」など
「一」の頻出熟語:「三国一」、「一口大」、「生一本」、「一本道」、「一字千金」、「一目十行」、「草草不一」、「知行合一」などチェック表にも注意
特に1~9に漢数字を集めるとか、熟語にするとかヒントにしている問題がある専用辞書の活用
解法のテクニックと言っていいかどうか疑問もあるが、「学研の漢字パズル辞典」アプリを買うという手もある。熟語が出題頻度に応じて掲載されているので、推考する回数を大幅に削減でき、解ける可能性が飛躍的に上がるお休みする
頭も使い過ぎると、オーバーヒートします。見えるものも見えなくなる。翌日にひょっこりわかるのは良くある話で
おまけ
「頼りになる文字(「まず、基礎力を上げる」の節の4項 出題文字に偏りがある)に関する熟語を覚えて、推測できる力を上げる」が、難問を解く最短距離だと思います。雑誌社は解いてもらって楽しんでもらわないと新刊を買ってもらえないので、楽しく解けるようにしているはず???「解けない問題はない」
TIPS
自分でも上記解法を試してみた結果、やってた細かいテクニックを追記します。
「12苦2」という1文字確定、かつ、特徴のある数字の並びの熟語を思いつかない場合の対処法
2に、他問題のチェック表から漢字を当てはめる。「行」を当てると「〇行苦行」・・・「難行苦行」か~となる
「121家」の1に「国」を当てると、「国〇国家」・・・「国民国家」
「121民」の1に「半」を当てると、「半〇半民」・・・「半官半民」熟語の存在確認、一文字欠けは、ネット検索が早くて正確
「大福茶」てなにと思ったら、「大福茶 とは」でネット検索する。一覧で素早く確認できる
一文字程度であれば、「〇福茶」とすれば一覧の下の方ではあるが、「大福茶」とでる、ついでに意味も確認出来て2重にお得!数字を探す場合は、行単位、列単位ではなくエリア単位(目を動かす必要がない範囲)が素早く正確!目がぶれると見落としがち
せっかく解いた文字をチェック表に記入しないのは大幅時間ロスとなりがち
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