CMのタイアップは楽曲にどれだけの効果を齎らすのか

Yes,Summerdays

90年代はまだまだ企業CMや映画、ドラマのタイアップ楽曲が話題になることが多く、「あのCMのタイアップが決まれば売れる」とされる企業やブランドは多かったはずだ。観てはいなかったが、アニメ「るろうに剣心」のタイアップ曲がどれだけ話題になって売上を伸ばしたことか。今でも同年代とのカラオケの鉄板ソングたちだ。
「Yes,Summerdays」も当時は売れるとされる「カメリア・ダイヤモンド」というブランドのCMソングに抜擢されたらしい(リアルタイムではまだ追いかけていなかった時期、かつカメリア・ダイヤモンドのCMの馴染みがない)。楽曲的にダイヤモンドのCMソングなのか?という疑問はぬぐいきれないが、ちょっと妖しさのある感じが、ダイヤモンドを身につけたときに醸し出す艶やかな雰囲気とマッチしているとか、そんな感じなのか。GLAYよりもLUNA SEAの楽曲の方が全体的にイメージに合うようにも思うが。

野外でこの楽曲がセットリストに含まれるのが多いように感じるのは気のせいだろうか。楽曲の特徴からして、そこまで野外向きとは思えないが、外が暗くなってきたくらいのタイミングでの照明使いによっては、この楽曲がもつマイナー調っぽいメジャーな感時の味を出すのには、効果的に見えるのかもしれない。紫と赤っぽいイメージ?記憶が定かではないが、99年のEXPOの時に、この楽曲を演奏し始めるくらいのタイミングで陽がかげりはじめて、TERUが「照明さん、ここから腕の見せ所ですね」なんてMCをしたような。割とこの楽曲に近しい雰囲気の楽曲は少ないかもしれない。私の中では割とヴィジュアル系って言われたら、こういう楽曲イメージ。
とにかくこの楽曲は、ギターのユニゾンというやつ?がかっこいい。痺れる。GLAYの楽曲のギターの役割って割とわかりやすいが、たまにどっちがメインを取っているだろうと思うようなものだったり、またメインがさらっと入れ替わっていたり時に、くぅ〜ってなる。さりげなくTAKUROがメインを忙しげに指を動かし弾いている姿は、映える。「映え」なんて言える年齢ではない私がいうのだ、それは映えるのだ。特に野外での存在感には圧倒される。

ここ最近あまりライブで聴いていないから、そろそろ次のツアーあたりで聴きたいな。

最近、同じ会社にいるGLAYファンの方と初めてランチに行ったのだが、昔のライブ映像を観られないという話で共感し合った。いろいろ思うところがあっての意見だが、まとめると、「今が一番いいから、あまりにも今がいいから」ということ。

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