イツ聴イテモ心ニ刺サル

千ノナイフガ胸ヲ刺ス

ちょうどさっき、GLAY好き6人でオンライン上で盛り上がっていて、この楽曲の話になったこともあり、今日はコレ。『REVIEW』収録曲なので、あの青いジャケットのアルバムを購入した500万人(推定)くらいがこの楽曲を知っていると思うと、なかなか痺れる。
改めて聴くと、GLAY楽曲の持つ特徴、というか良いところがてんこ盛り楽曲であることを実感。今年は30周年のアニバーサリーイヤーなので、久しぶりにライブで演奏してくれないかぁ。

まず、タイトル。「千のナイフ」ってなかなかのインパクトだし、なぜカタカナ表記よ?という点は、多くの人の心の中にわく疑問ではないだろうか。そこからインパクトがあるし、そのインパクトのあるタイトルをTERUの声だけで叫ばれるところから楽曲が始まる。アルバムを1曲目から聴いてきて、前の曲が終わったと思ったら、

千ノナイフガ胸ヲ刺ス

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「GLAY」

なんて歌い出されたら、プレイヤー壊れたかな?と思ってもおかしくないレベル。でも、そういうインパクトは、やがて中毒性へと発展するのが定石。何度も聴くうちに、これを聴かずして、会社にいくことはできなというレベル感にまで沼にはまっていく。そして、この楽曲のすごいのが、そんなインパクトのある楽曲にも関わらず、イロモノ的楽曲ではないという点。メロディしかり、楽曲の展開しかり、聴かせポイントしかり、GLAY楽曲で魅せるポイントがこれでもかというほど盛り込まれている。だからこそ、その沼はまた一段深くなっていく。

Aメロだけを聴くと結構ハードな曲なのかなと思うけれど、サビのメロディラインの流れるような展開は、心にある切ないポイントをきゅっと捉えて離さない。なにより

Tonight I pray for you

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「GLAY」

という歌詞。playではなく、「pray」なので、あなたのために祈るという言葉をさらっとサビのメロディアスなメロディラインに乗せてくるあたり、にくい。歌詞と曲と両方から心の琴線にじゃんじゃん触れてくる。ある意味では、もう土足であがってくるという表現だってできるくらいの「わかっていながらやっていますよね?」という感じ。でも、よくよく考えると、この楽曲は、1994年にリリースされたインディーズアルバムに収録されていたわけだから、世間一般に受けるかどうかなんて解をまったくもたずに、作られた楽曲で、1997年のベストアルバムに収録される時と決まったときも、まさかここまでの知名度になるとは思っていなかっただろうから、楽曲を作った時点でここまでのクオリティを生み出している事実に驚愕だ。

そして、途中のベースが一人だけ噴くところとか、間奏のツインギターの妙とか、ラスト大サビの終わりの方のメロディ展開の仕方とか、とにかく聴きどころしかない楽曲。1曲終わった時の満足感が数曲分にも感じるほどに
ぎっしり。ヒット曲の法則が何かはわからないが、この楽曲にその要素の80%くらいが詰め込まれているのではないかと思う。

大事なことなので、もう一度言いたい。今年はライブの曲に選曲してください!


荒削りなインディーズアルバムバージョンも好き☆

#GLAY #千ノナイフガ胸ヲ刺ス #ヒット曲の法則満載 #Iprayforyou

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