どうして・・・

VERB

ライブ中に、イントロが流れると待ってましたとばかりに歓声が上がる曲がある。
レア曲と認知されていて、ファン同士も顔を見合わせてしまうような楽曲もそうだし、ライブの定番曲もそう。
VERBは後者の理由から、歓声が上がる。

定番曲といっても、そこまで頻が高いわけではないが、確実にライブ会場のボルテージをガッとあげる効果がある。
ファンの反応は、キターーーーーという感じ。

印象的なポイントがいくつかある。
まず、Aメロに入る前の、TAKUROの魂の叫びのような英詞のボーカルから始まるところ。ここをTAKUROが歌うことで、一気にAメロへと加速する。
Aメロのベース。シンプルなダッダッダッダという音であるのに存在感があり、歌っているようにも聞こえる。ベースはサビ前のリズムが盛り上がる小節においても、存在感を感じさせる。そして、歌詞。サビで、「どうして?」を繰り返す。後悔のような言葉がサビの間、切々と綴られている。

自身が楽曲(というかむしろアーティスト)を好きになるか、のめり込むかどうかの境目は歌詞にあると分析している。
もちろん、最初は楽曲から入るのだが、歌詞にどのようなことが綴られているのかを噛み締める楽しみも条件としては外せない。
VERBは、疾走感溢れる曲にも関わらず、綴られている歌詞は繊細だ。

だからこそ、ちょっと心が弱っていた状態でライブに行った時は、思い切り暴れながら、泣いてしまったり、泣きそうになったていることがままある。
TAKUROがメロディに乗せる、メロディとともに生み出す歌詞は、なぜこの言葉を選んだのだろう、どういう思いが込められているのだろうと想像したくなる要素であふれている。

誰も死ぬために生まれてきたわけじゃない

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どういうシチュエーションで、どのような心情でこの言葉を歌詞の締めとして持ってきたのか。
いつ聴いても、それを考えてしまう。

ポイントの最後。ジャケットがかっこいい。VERBという楽曲のジャケットはこれしかない!と思わせてくれるジャケットだ。
(敢えてジャケットの画像は載せないが。)


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