GLAYの日の前日〜WOWOWさん、最新のライブ映像をありがとう!〜Vol.2

HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023 -The Ghost of GLAY-

毎年のことだが、具体的な予定がなくても731前後はそわそわしてくる。夏の空の青さが目にしみてくる。不意に涙が出そうになる。もうこれは体質になったのだろう。
今、夏の野外ライブに耐えられる力があるとは思えないが、少し涼しい土地でのライブであれば、夕方あたりからビールでの飲みながら参加したい。

さて、GLAYの日の前日にWOWOWさんで初放送してくれた最新のツアー映像。昔と比較することに意味はないと思うが、今のTERUの声の艶やかさと伸びやかさ、楽器隊(っていうと鼓笛隊っぽいな。)の安定感と余白を楽しんでいるところが心を温めてくれる。

後半戦のセットリストを順に追っていきたい。

12:限界突破
正直、その前の「pure soul」に魂を持って行かれ、あまり記憶がない。切り替えができない(「RATWツアー」の時の「Precious」後の「風にひとり」現象と呼ぶ)。近年のTERUの楽曲の進化が目まぐるしく、今回のピコピコした感じの跳ねる感じの楽曲は好き。TERU楽曲は元気になれる。

13:JUSTICE[from]GUILTY
ライブで聴く楽曲としての秀逸さを改めて感じる。音源だけでは、この楽曲の持つ力の全てをリスナーに伝えきれないのではないか。HISASHI特有の拍がガンガンかわっていく感じとかは、ライブの方がダイレクトに感じられるし、それを自然に心地よいものに昇華させることができるHISASHI、天晴!

14:黒く塗れ!
この楽曲もやっぱりHISASHI節がどこそこに散りばめられているけれど、根底にあるのは、TERUのボーカルの活かし方なのではないかといつも思う。メロディの難解さと歌詞の複雑さはGLAY随一だと思うが、TERUの声の持つ幅の広さに気づかせてくれるのは、HISASHI楽曲が多いなと思う。この楽曲はこのツアーで一番好きになった曲かもしれない。

15:DOPE
怒涛のロックナンバーゾーン。JIRO楽曲もライブ演出をもって完結をするが、このツアーのハイライト的な要素のある楽曲だと思う。正直このツアーがなければ、そこまで注目するような楽曲ではないと思うが、セトリの順番的にも演出も含め、この曲のポテンシャルの高さを感じずにはいられない。

16:BEAUTIFUL DREAMER
「DOPE」の時にJIRO氏が目の前にこなかったので、多少なりともしょんぼりしていたが、まさかのこの楽曲で目の前で弾いてくれるとは!結構な時間、正面でJIRO氏の一挙手一投足に全身神経を注いでいた。大胆な動きの中にある緻密で繊細な指の動き。彼のライブでの動きを的確に表現できる文章力を身に付けたい。

17:Satellite of love
TERUはライブが進むにつれて、どんどんと声の調子をあげていくが、この日のピークはまさかの本編ラスト。喉から声を出しているのではなく、魂を震わせて歌っているのだと改めて実感した。アカペラで始まるところも、ラストにマイクから離れ、生声で届けてくれたところも、今までのライブで文句なしの1位。

<ENCORE>
最終日に何か発表があるよ〜なんて告知があったから、終演後のインスタライブでの発表だと思っていたら、まさかのアンコール前にTERUがさらっと「アリーナツアーやります」なんて発表するもんだから、びっくりしながらも大喜び。ツアーが終わる最終日のちょっと悲しいタイミングで次の楽しみを持ち帰らせてくれるのが、GLAYだ。
HISASHI TVでも言っていたけれど、「どうしたら楽しませられるか」を追究したバンドは、ファンのことを当たり前に一番に考えてくれるある意味でのマーケティングのプロだ。

1:Buddy
新曲。このツアーの後半戦からアンコールに登場した曲。スクリーンに映し出される歌詞が動いている感じとかにもGLAYならではのこだわりを感じる。歌詞としてはパートナー1人に向かっての歌詞になっているが、メンバーに向けて書いたのだろうなと思われるあけすけな歌詞が、胸を撃つ。

2:SOUL LOVE
笑顔にならずにいられない楽曲。MVでのメンバーの楽しそうな弾けんばかりの笑顔が脳裏にあるからかどうかはわからないが、心の中がスーッとしていく。ちなみに週間ランキング1位にならなかった楽曲の中で最も売上のある楽曲らしい。HISASHIがドームでみんなで歌おうと言ったことがなんか妙に嬉しかったと記憶している。

3:原色の空<Cloudy Sky>
前半戦のNHKホールに参加した時、前から4列目で、5秒ほどしっかりとTERUと見つめあったと確信を持てる時間があった。その時から、この楽曲はちょっと特別な曲。TERUが前髪を掻きあげて、煽るような眼差しを向けてきた時だったので、鼓動の音がベースの音とリンクして、ずっとドクドクしていた。今でも冷静には聴けない。JIRO氏のハモりも好き♪

4:HIGH COMMUNICATIONS
実はあまり記憶はないのだが、映像を観たらTERUがなかなかの妖艶さを出していたので、画面の前で冷静さを失った。そんな楽曲ではなく、ただただ、挙げた左腕に右腕を交差させてリズムに乗ることに快楽を覚えていたので、今後も少し期待してしまうではないか。TERUさんよ、私をどうしたい?

改めてセットリストとその日の記憶を辿ってみて思うことは、全部ひっくるめて最高の、最幸のセットリストだったなということ。コロナ禍以降のライブでは特に、この日を超えるライブはありえるのか?と思うが、期待も含めて超える。

50代に突入しても尚、「攻める事を忘れたまま 年を取るのは俺はヤダ」の精神で常に攻め続けるGLAYの姿は尊敬しているし、ファンとして誇らしい。

はい、これからもずっと追いかけていきます!!!

最新アー写がかっこいい♪♪♪

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