YAVAI!上司に言われた「GLAY、大丈夫?」

百花繚乱

私は特筆すべき強みがあるわけでもなく、強烈なキャラクターの持ち主でもないが故、たいていのコミュニティの中では「GLAY好きの人」という認識のされ方をする。
そうすると、普段GLAYにさして興味を持たない人も、何かの節にGLAYに遭遇すると、意識をするようになるらしい。メディア露出がめっきり少なくなったこの十数年は、主だった活動をしていないように思われ、「まだ活動しているの?」とか「新曲あるの?」という問いかけはもう慣れっこ。いやいや、武道館3DAYSでもチケット取れませんから!と多くのファンが健在であることをしっかり伝えるのです。

2014年時に私の上司だった人もその一人。「百花繚乱」をたまたま深夜番組で目にしたようで、次の日の第一声が「GLAY、大丈夫?」。そりゃ、「Way of Difference」で止まっている人にとって、久しぶりに耳にした曲が「百花繚乱」じゃ、確かに心配になるかもしれない。YAVAI!って思うのも無理ないか。でもね、マネージャーよ。GLAYはその間にも12年くらい活動していて、散々辛酸を嘗めてきているのさ。YAVAI!くらいで心配せずとも大丈夫なのです。

確かに音源だけ聴くと、いや、歌詞だけ見ると・・・かな。心配が先に来るかもしれないが、歌詞だけとっても、世の中を少し皮肉めいて歌っているだけだし、メロディとかはGLAY楽曲の中ので特段珍しいものでもない。
なんなら、メロディ好きですぜ。
そして、GLAYの場合は、ライブをやってまでがワンセット。ライブでどう映えるのかが重要。ライブで演奏するにはあまりにも難しすぎる・・・とかになると、どれほど「よい」楽曲でも陽の目を見ることがないなんてこともなきにしもあらず。
「百花繚乱」は、ライブにおいては、勝負前から勝利は自明。YAVAI!YAVAI!って会場に響いた瞬間にテンション上がるでしょ。例えば、アリーナツアーでスクリーンにアルファベットで「YAVAI!」って映し出されたら、それがどんな字体であっても、盛り上がるでしょ。
TAKUROのことだから、きっとそこまで計算して作ったと思うけれど、世に問いたいテーマをちょっと話題になるような要素を入れて興味を引きつけるやり方は、さすがの一言。ファンのインサイトはもちろん、ちゃんと世間がどんな目で見ているのかも、了承済み。

このハイコミツアーでも、多分に漏れず、「百花繚乱」は盛り上がった。一体、この楽曲ってどこがいわゆるサビ?YAVAI!のところ?その事実が一番YAVAI!かもな。

この衣装、結構お気に入りだけどな。

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