落ち込んだ時の起爆剤

あの日の少年

TERUがライブのセットリストをみたときに言うとささやかれている「俺にとっては全部新曲！」と言う言葉。その代表格とされているのが、「あの日の少年」。TAKUROに歌ってごらん？と言われると、関白宣言のようなメロディーに♪あの日の少年〜と歌詞を乗せておちゃらけてみせる。そう、レコーディングをした本人にとっても新曲と言わしめるほどの＜隠れた名曲＞の１つ。

その昔、ヴィジュアル系と呼ばれ、見た目も楽曲もライブでのパフォーマンスも派手だったバンドが演奏する楽曲として、いささか似つかわしくないようにも思うが、昔からこう言う楽曲を作れて演奏できるバンドだ。四半世紀にも及んで好きでいる理由の一つでもあると思う。自身の憤りやモヤモヤした気持ちのぶつけ先としての音楽は、人の感情を揺さぶり、共感を生み出す。だが、静かに、でも確かに歩んできた道を言葉に、音に乗せた音楽は
人の心に寄り添い、背中を押す。そんな楽曲は、カップリングとして身を潜めていることが多い。

張り詰めた日々の中守ってくれた　その愛が痛いほど　今はわかるよ

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「貧しさを唄に代え愛してくれた
その意志を大切に次に繋ぐよ」

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この思いを持って、それを伝える手段として音楽を持っている人は本当に強いと思う。根っこにあるものがぶれない、その強さを見せてもらっているように思う。

自身が大人になり、客観的に「あの日の少年」をみたときに、こう思える人を好きになった自分は本当に誇らしい。ファンであることを堂々公言したいし、今のGLAYを多くの人にみてもらいたいと思う。
決して派手ではないけれど、そこに重みと深みと味わいのある楽曲を知っているという事実は、特に自信を失いがちになった時に、自身をスタート地点まで連れて行ってくれる。

「あの日の少年」はそんな楽曲。

#GLAY #全部新曲 #あの日の少年 #Bibleのカップリング