春までは、少しだけ時間をください

春までは

「SAY YOUR DREAM」のカップリング。だからか、やっぱり思い出の色のトーンが少し低い。それは、この楽曲のせいではなく、自身の感情的なもの。その時の自分の感情は、音楽はちゃんと記憶している。
サンドアートだったり、切り絵のようなものだったり、これは光を使ったアート作品がMVの中でGLAYの音楽の世界観を彩る。

卒業という言葉は、必ずしも希望に満ちたものだけではない。
卒業は、明るい未来を目指す心境を表現するだけのものではない。
タイトルが「春までは」なのは、卒業の別の側面にも光を当てた楽曲に思える。

そう、あの時も卒業をしなければならなかった。
だからこそ、この楽曲には少しだけ、後ろめたさというか、そんな思いを抱いてしまう。

でも、それがあって今がある。
今は、TERUの声がそっと優しく聴ける。

だからと言って、記憶が薄れることはない。それでいい。音楽の持つ力によって、映像のトーンは変わっていくのだ。

「春までは」もう少し時間が必要そうだけど。

#光のアート #卒業の意味 #春までは #GLAY

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