ヴィジュヴィジュしい・・・

Freeze My Love

イントロを聴いた途端に一気にジャンルを想像できる楽曲。ヴィジュアル系と呼ばれている中でも、楽曲的にはそこまで系統を踏襲した楽曲が多くないのがGLAYの特徴だが、もちろん、「ややっ、これはヴィジュアル系だ」って楽曲もあったりする。シングルの中で代表格が「Freeze My Love」。ヴィジュアル系(ってさっきから書いているけれど、ここから先は「ビジュアル系」に統一させます)の楽曲は、GLAYのたどり着く前から好んで聴いている身としては、GLAYのビジュアル系的楽曲には、思わずゾクゾクとしてしまう。人には見せないところをくすぐられた感覚(なんつー表現よ)。

そもそもどういう要素があると、ビジュアル系っぽいのか、言語化はできていないが、5分半の中での聴きどころが多すぎる。こんなに1曲に詰め込みますか?って思うほど。

●やっぱりギター
そうなのよ、ギターのメロディというか、エッジがたった感じがたまらない。しかもさ、ツインギターで、音階違いで上と下を弾いているところとか。ギターの見せ場が異様に多いと思うほど、間奏が長く、最初にHISASHIが主旋律を弾き、途中でTAKUROにスッとそれを私でサブメロにまわるところとか、間奏の中でも、いくつか展開があって、その展開ごとにギターの音色が変わったように聴こえるところとか、とにかくギターが縦横無尽に楽曲の中を動き回っている感じが良い。心地良いというよりも、体全体が熱くなってくるような感覚。

●ドラムの裏打ち
ドラムの知識に乏しいので、言葉の使い方があっているかわからないけれど、7割くらいは裏打ちで、なんか後ろに拍がある感じが、疾走感ではなく、ちょっとした妖しさを表現するための効果なのかが気になるが、とにかくこの裏打ちがなんとも気持ちよい。どのような効果があるのだろうか。小気味のよい四つ打ちにするのが良いか、わからない。

●骨太なベース
この楽曲では、裏打ちドラムが目立つが、そのドラムとともに根底を支えている骨太ベース。そこまで目立たないが、ベースがなかったらスカスカになってしまうだろうなと思うほど、間奏でのギターの裏側やDメロ頭の細かいリズムを刻むドラムの後ろで、ドーンとした佇まいを感じさせてくれる。MVのJIRO氏はまだまだあどけなささえ残る青年に見えるが、その人が目立たないところで良い仕事をしている点が、なんとも萌える。

●大サビラストの怒涛の3連符
ラストまで攻めるな〜とワクワクさせてくれる大サビ最後の3連符16小節。5分強の楽曲で、イントロから大サビラストまで本当に息つく間もなく展開が続く。初めてあのラスト聴いた時の衝撃たるや。。。え、こんな攻め方する?

錆びたナイフ胸に刺して 今は遠い君を想うよ
Oh Freeze My Love Foever
同じ月が照らしている 君と僕の違う人生
Oh Freeze My Love Foever

GLAY公式サブスクリプションアプリ「GLAY」

8年くらいライブで聴いていないので、久しぶりに今のGLAYの状態で聴いてみたい。TERUの妖艶さに浸りたい。


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