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今夜だけはただただ月を眺める夜にしたい

月の夜に

いつか僕らはそうさお別れして
流れ星になるのさ その前に

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なんかこの歌詞が現実味を帯びる日が増えたなと思う。そりゃ、生きている年数が長くなるほど、別れの数も増えていくことは致し方ないことだと思うけれど、それでも最近の突如感と時間が経たないうちにまた・・・という事態に心が擦り切れていく。

当たり前な事が 特別に思える

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そうなのだ、当たり前でなくて特別なのだ。だから、その特別な時間を、当たり前だと流すのではなく、大切にしていく。それを1曲を通して教えてくれるのが、「月の夜に」。
ポップな曲調なのに、どこかに切なさが潜んでいる。それが、一層奥の方まに突き刺さり、えぐってくる。そして、何かを隠したりごまかしたりしようとしても、すべて見透かされていて、丸裸にされているような感覚に陥る。それだけ、ストレートに。だから逃げられないし、でもある意味、救われたと感じる。

楽曲全体が放つ、やわらかいオレンジ色の雰囲気。虫の声から始まり、そのあと楽曲全体のオーラを作り出す主人公的存在・アコーディオン。これが、ピアノの音ではなく、アコーディオンだからこそ、この楽曲の優しさや切なさを際立たせる。アコーディオンの角がない音は、その人の心にストレートに届いたあと、それぞれの人の状態(形)に合わせて寄り添う。だから、思い切り泣きたい夜に聴くと、心ゆくまで泣き続けることができる。我慢しなくていいよと言ってもられている感覚。わかってもらえているという安心感。そういうものがこの楽曲の中には詰まっている。

歌詞の中に何度も「流れ星」という単語が登場するが、2番Aメロの「流れ星」のところのギター。本当に流れ星ってこんな音を放つのではないかと思わせるリフ。もう、キュッとなる。本当に本当に小さな的を射抜かれた感覚。こういうのって、メンバー同士で、「ここ、流れ星っぽい音、よろしく」とか言うのか、でも段階で既にこんな感じのアレンジになっているのか、楽曲を聴いたメンバーがこういう音を充てようと思うのか、はたまた編曲段階でのアレンジなのか。細部にまで命が宿るってこういうことだよなと実感させられる。そして、それがライブでまた進化し、より深まっていく。味わい深くなり、どんどんと大切なものになっていく。

月が明るい夜、ベランダに出て、月や星を愛でながら、この楽曲とともに温かいお酒で、気持ちよく酔いたいな。

#GLAY #月の夜に #アコーディオン #虫の声がイントロ #当たり前の事が特別

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