HISASHI楽曲は掌で転がされるのが心地良い

everKrack

今は、「everKrack」だとわかると客席がこぞってやるお馴染みのフリ。そういえば、一体いつ生まれたのだろう。いつものことながら、ふとTERUが始めた動きが定着したのだろうが、そのタイミングはいつだったのだろう。ぜひとも検証できる映像データをお持ちの方は、始まりがどこかを教えていただきたい。

HISASHI楽曲の中で、比較的多くのツアーやライブで演奏されている楽曲で、この楽曲だとわかるとキャッキャしてしまう。過去のツアーでは、この楽曲の時のスクリーンでの映像にコラージュされたジャケットをひたすら流すようなものがあったり、客席が湧くような仕掛けの対象になりやすい曲だと思う。
ただ、そういうものを抜きにしても、楽曲としてのクオリティの高さにキャッキャとしてしまう。HISASHIの世界観のど真ん中であるが、ギターの掛け合いとかかっこいいし、TAKUROのギターがジャカジャカと動く感じに気持ちが盛り上がっていったり、JIROのベースが一貫して基礎をしっかりと支えるような重厚な音を出していたり、演奏面で見てもかっこいいと思えるところが満載。特にベースにおいては、JIROが左足をグッと踏み込んで弾くダダッというリズムが何度も出てくるところが良い。とにかくずっと気持ちよく暴れられる楽曲なので、ライブが楽しくてライブで映える。

Aメロで、少しずつ謎が明らかになっていくようなメロディ展開が心地よい。全体的に、謎めいた感じから1枚ずつ紙芝居をめくるような流れが楽曲にストーリー性をもたらしているように感じる。もしかしたら、ライブの時に楽曲を彩る演出としてスクリーンで流されていた映像のイメージにつられているかもしれない。ただ楽曲自体に秘められた謎めいたものが、HISASHIとTAKUROのギターによって少しずつ解明されていくような感じが、ドンドンと楽曲沼にハマっていく所以かもしれない。
2回目のサビの途中にこれまでの展開から少しだけマイナーチェンジをして、Dメロ(という表現で合ってるのか?)につながっていく不思議だけれど、慣れるとなんか気持ち良さすら感じる展開もまたクセになる。HISASHIワールドに引き摺り込まれたまま、抜け出せない。そんな展開の先にあるのが、

答えは僕の中にある

GLAY公式サブスクリプションアプリ「GLAY」

という結論。そう、少しずつ解が見えるように展開していると思ったら、結局自分の中にあったのねというスッキリとしたオチ。楽曲の山場がここにあった。

↑このツアーのJIRO氏の髪型が神すぎて、初めてツアーで姿を見た時に膝から崩れた。本当にファンの心をどうしたいのだ?と心底思った。
それももう10年も前のこと。

#GLAY #everkrack #紙芝居が捲られるように #JIROの髪型に膝から崩れる

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