通勤note#5 採用面接に係る苦い思い出

キュウです!

朝起きてスケジュールチェックをしていたら今日で5月も最終日だと気づいた。気づけばもう今年ももう5ヶ月の時間が経っているのだ。明日から6月ということで、世間の流れに乗せて自分の思い出をば。

①面接直前期のとある日曜日、僕は親友と丸の内を歩いていた。休日ということもあり人気も無く、僕らはカフェでまったりと話し込んでいたが、ふとした事で、僕らは言い合いになる。
親友は「そんな志望動機じゃ全く話にならんわ」と言い僕の話す"面接用のスピーチ"を強く批判した。もう一度、もう一度、と修正され続け、経歴を批判され、面白くないと笑われ、すっかり参ってしまったのを覚えている。
僕はと言えば当時は今にも増して刹那主義で計画性の欠片もなく、たかが面接になんでそんな準備する必要があんの?とさえ思っていた。それを2日前(だったかな?)に叩き直されたわけだ。それぐらい親友は真面目に、自分のストーリーを練りまくっていたのである。そんな彼には僕の適当さが我慢ならなかったようだった。

②ところが面接が始まると面接の通過状況は彼とは全く違ったものになった。僕がどんどん先に進み、彼は何故か決まらないのである。今思えばまあそんなものだな、と思うわけであるが、当時は信じられなかった。彼の話していた"志望動機"や"学生時代力を入れたこと"に淀みのなさを感じ、スムーズな流れに舌を巻いた僕としては何が起きているのか分からなかったし、一週間経ってもその趨勢に変化は起きなかった。
僕はすぐに3社ほどから内定をもらい就活終了、彼はその時点で内定ゼロであった。親友同士とはいえ互いに認め合い、プライドを大事にする男としては非常に気まずいものがあった。
ここで僕が一生の後悔を認める事案が起こる。2人でメシでも行こう、となってテーブルを挟んだ形で親友は気まずそうに「お前のことをアカン、アカンと言ってすまなかった」と切り出した。ここで僕は、あろうことか「それみろ、オレが正しいのだ」と冗談めいて言ってしまったのであった。
彼の力を信じていてこれからいくらでも内定がもらえると信じていたからこそ出た言葉であったが、僕の言葉の背景までは彼には届かず、彼は肩を落として帰っていった…。

③この後、彼はどうにかなるであろう、という僕の拙い予想に反して彼の結果はどんどん良くないものになっていった。所謂"格が低い"会社の面接でも彼は落ちまくったのであった。僕のかけた言葉が彼の自信を失わせ、それが結果に繋がったのかもしれないと思うと今でもやり切れない気持ちになる。もしかすると僕は誰かの一生を、心無い一言で台無しにしてしまったのかもしれない。
男にとって自尊心を傷つけられるというのは本当に辛いことである。その後、就留することを決めた彼は、僕との連絡を絶った。今でこそLINEの友達には復活したが、全く連絡を取っていない。

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