施設生活②

4人部屋で仕切りはカーテンのみ。病院のような構造をイメージしてもらえたら分かりやすいと思います。
医療的ケアの必要な人もいたので、看護師もいて、緊急時に対応できるよう各部屋に、マイクもありました。ナースステーションから自分の部屋の様子が見えてしまいます。

大体は、同年代の友達と同じ部屋になることが多いので、そこが救いでした。
病院のようなところだったので、消灯時間も決まっていて、見回りに来たときに、携帯を触っていたら没収されたり、注意されたりしてしまいます。

食堂のようなところでしかテレビが見れず、高校生でも消灯は21時。1台しかないので、一人占めもできないし、譲り合わないといけません。
スタッフが居る時間に就寝準備を終えないといけないし、21時過ぎる時はテレビを見せてほしいと交渉しなければならず、その時の宿直によっては、許可が下りた降りなかったり。

唯一の大好きなテレビさえ誰かに許可をもらって見なければならない。融通がきく人がその日夜勤であれば、テレビも22時まで見れるのですが、厳しい人に当たれば見れない。夜中に携帯を触っていても、怒らない人もいれば怒る人もいる。
他人の都合で、いろいろなことが決まってしまうし、変わる環境で過ごす日々は本当に苦痛でした。

施設にいる友達も、共感をしてくれていて、反抗もしていました。相性が合わない人とのエピソードを夜中に友達同士で話していたり、今日は誰が勤務しているかチェックして、融通が聞くような人に交渉してみたり。

靴の音で誰が来たかわかるので、寝たふりをしてうまく切り抜けたり。普通ではない環境だったけど、友達と時に反抗するのは楽しかったりしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?