あればあるだけお金を使うは昔のこと

給料の管理が出来ず苦労した。中旬には生活費がなくなる。食事代にも事欠く始末だ。休日に会社まで行き、定食やラーメンなどを食べた。食堂では給料払いの食券が使えるので大助かり。

お金に苦労したのは同僚も一緒だ。部内の長老格に3000円、5000円と借金。管理以前に給料が安かった。残業代、前払いの帰りのタクシー代などを含めても焼け石に水、ピーピーしていた。

帰省代が足りなくて部会費から拝借する。結婚後、給料が銀行振込になり、慌てて口座を作る。妻は実の母親に「あればあるだけお金を使う人。あなたが管理しなさい」と言われたらしい。

言った方も言われた方も既に亡くなった。「あればあるだけお金を使う人」は昔々の話。二人には、何とか生活しているから心配無用だと言いたい。モットーは「他人に迷惑をかけない」。