衆参首相指名選挙で予期せぬ1票あり
臨時国会が4日召集され、衆参両院本会議の首相指名選挙で自民党の岸田文雄総裁が第100代内閣総理大臣に選出された。安倍元首相、菅前首相の真似をすることはない。「初心忘るべからず」。
衆院での首相指名選挙で、自民党の高市早苗政調会長が「予期せぬ1票」を得た。高市氏は衆院本会議後、「(投票したのは)私じゃありませんよ。私は岸田文雄様と書きましたから」と語った。
<衆院の首相指名選挙>自民党の岸田文雄総裁311票、立憲民主党の枝野幸男代表124票、日本維新の会の片山虎之助共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が各11票、自民党の高市早苗政調会長1票。
参院での首相指名選挙で、無所属の寺田静(てらた・しずか)氏が、国民民主党副代表の伊藤孝恵(いとう・たかえ)氏に票を投じた。「子育て世代の女性の気持ちを身をもって知っている人が首相になることが、日本の少子化の解決につながるとの思いで投票した」。
<参院の首相指名選挙>自民党の岸田文雄総裁141票、立憲民主党の枝野幸男代表65票、日本維新の会の片山虎之助共同代表15票、国民民主党の玉木雄一郎代表15票、無所属の嘉田由紀子、渡辺喜美両氏が各2票、国民民主党の伊藤孝恵氏1票。