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購読料改定お願い半端じゃない部数減

同僚が「原稿用紙6枚ください」と言う。7枚手渡したら「6枚でいいですよ。50行だから」と笑った。1枚10行の原稿用紙。書き損じはなし。あっという間に記事を仕立て上げた。

私は50行の原稿を書くのに20枚ほど必要だった。いつもきれいな原稿を心掛けていた。1カ所間違っても破り捨て、新しい原稿用紙に書き直していた。変なこだわりがあったのだ。

1983年、個人的にワープロを始める。会社は88年にワープロ記事入力システムを導入し、編集局に60台配置した。簡単に修正でき早く書けるので、ゴミ箱へポイという作業も減った。

6月10日付朝日新聞の「購読料改定のお願い」を読む。1993年12月には部数が約820万部あったが、2020年8月には500万部を割った。朝日に限らず、新聞業界は厳しい状況下にある。

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