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人生100年時代 とにかく働く人だった

「人生100年時代」は、「ライフシフト」の著者、リンダ・グラットンさんが提唱した言葉で、世界中で大きな話題を集めた。

寿命が100年に延びていく社会では、学ぶ、働く、引退する、という単純なライフステージの進み方ではなく、ステージを組み替えながら柔軟な生き方を模索する時代を迎えていることを力説。

叔父は2017年12月20日、100歳を迎えた。当日、親戚や遠野副市長らが集まり、長寿を祝福した。私はお祝いの会に出ていないため、ビデオを送ってもらい「人生100年時代」を実感していた。

とにかく働く人だった。20歳のときから遠野市内の食品会社で住み込みで働き、市役所の宿直やシルバー人材センターに91歳まで籍を置き、清養園の夜勤なども。新築一戸建てを3軒建てる。

25歳のときに結婚して、子ども3人に恵まれた。しかし、長男、次男は既に亡く、長女は未婚で施設へ。叔父の記念の誕生日も欠席した。3人の中では頭がよく、一番可愛がられていたのに。

「テレビの字幕を見て楽しんでいる。食生活も好き嫌いはなく、何でも残さず食べる」と笑顔で話していたが、2018年7月23日、永眠。お別れにこれなかった長女を残し、あの世へ。

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