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夫は東大、私は慶大はでたらめだった

地元に住んでいる女性から「しんじ君、亡くなりました」と電話があった。中学の同級生だが思い出せない。「名前、どんな字を書くんだっけ」と聞き返しながら必死に記憶を呼び起こす。

取材の際「名前、どんな字」は大事なこと。生年月日、家族、学歴など最低限聞いていた。いまもそうだが、以前からフルネームと年齢は必ず入れており、これを聞き出すのが大変だった。

高校野球大好きという女性を取材した。夫は東大、60歳、会社役員。私は慶大、41歳、銀行員。趣味は高校野球観戦。この話を強豪校の女子マネに話したら「それ、全部ウソです」と苦笑。

紙面化する前で良かった。その女性に確認したら、趣味以外はでたらめだった。「なぜウソをついたの」とやんわり聞くと「それって大事なことなんですか」と反省の弁なし。冷や汗出る。

話はあちこち飛んだがウソではなくホントの話。思い出せない同級生だが亡くなったのは昨年11月。連絡、遅過ぎる。

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