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見ず知らずの男にお金くれと言われる

いつもの店で花を買った。駅前広場でひと休み。花を眺めていると、60代前後の男がやって来た。「700円くれないかな。電車賃がないんだ」「どこまで帰るの」「運河」「流山の?」。

困った時はお互い様。千円札を手渡す。男は「助かったよ」と言い駅に向かった。娘が通ったキャンパスの最寄り駅が運河。近くにある霊波之光に足を踏み入れ、壮大さに驚いたものだ。

買った花は「カラーマム」と「季節花ミックス」。両方合わせて900円だから手ごろな価格。家に帰ろうと立ち上がると、先ほどの男がまた来た。「もう500円くれない。弁当を買いたい」。

お金を貸してくださいではない。お金をくれという。あまりにも無神経なので「さっきの千円はなしね」と言い返してもらう。その代わりに「あの交番でお金を借りたらいいよ」と助言した。

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