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レタス巻きとチキン南蛮。

昭和41年創業の”元祖レタス巻き”一平寿司と、昭和31年創業の”元祖チキン南蛮”ファミリーレストランおぐら(本店・瀬頭店)とで、共同宣言を出しました。

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おぐらさんも私たち(一平)も、長い歴史の中で、このような事態はもちろん初めてのことです。断腸の想いではありますが、5月6日のゴールデンウィーク期間中の営業を休止する決断をしました。※一平寿司はお持ち帰りと宅配のみで営業(火曜日定休 / 電話:0985-25-2215)

私自身、先代(実父)が他界したときにも、通夜と葬儀の二日間以外は店を開けました。これまで、数々の辛い出来事もありましたが、暖簾を下ろすという選択を考えたことは一度もありません。それほどまでに、料理店にとって、「店を開け続ける」ということは重く大切なことだと思っています。

今回、このような宣言を出すに至った気持ちを記しておきたいと思います。

《宮崎名物》それは私たち自身が名乗ったことではなくて、宮崎県民の皆さんが長年にわたり、名物料理である「レタス巻き」や「チキン南蛮」を愛してくださって、いつしかそう感じてくださったこと。本当に名誉なことです。そんな私たちだからこそ、私たち自身が、「今年はお客様をお迎えできない」ということをはっきりと態度で表明するべきだと感じました。

例年のゴールデンウィークは、私たちのお店には多くのお客様が訪れてくださいます。長く商売をしていると、宮崎から旅立った学生さんがそのまま彼の地で就職し、家庭を持って久しぶりに帰省し、ご家族でお食事に来てくださる方もいます。初めての宮崎旅行で私たちの店を選んでくださった旅行者の皆さんもいらっしゃいます。

しかし、今年は、みなさんをお迎えすることはできません。宮崎に帰りたいのに帰れない方々がたくさんいらっしゃいます。私たちも、職人やスタッフたちの健康と命を守らなくてはなりません。本当に辛いことです。同時に、今ほどお客様への感謝を感じたことはございません。

宮崎県内では、多くのお店が同じような気持ちで、営業の自粛(閉店や時間短縮、テイクアウトのみの営業)をしていらっしゃいます。今は、みなさんも自分の「健康」のことを第一義に考えて、県境を越えない、不要不急な外出をしないということを守っていただきたいと思います。

レタス巻きとチキン南蛮。

【今はじっと我慢して、私たちはこのまちと味を守り続けます】

私たちの共同宣言(コミットメント)です。

ずっと受け継いできた味を消さないために、今は少しだけお店を閉めます。
どうぞご理解を賜りたく存じます。

ゴールデンウィークが明けて、騒動が少しでも終息し、また皆さんとお会いできることを心より祈るような気持ちで願っております。

#ともに頑張りましょう !!

一平店主 村岡浩司




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