[聴覚心理]院試備忘録5.有毛細胞と聴神経

5-1.キーワード

外有毛細胞,内有毛細胞,神経インパルス,発火,同調曲線,神経興奮パターン,位相固定

5-2.有毛細胞

コルチ器には基底板、内有毛細胞、外有毛細胞、支持細胞、聴神経から構成されます。
コルチ器の中の模式図を見ていただきたいです。
基底板の揺れによって内有毛細胞の毛が折れ曲がって電気が発生します。
また、外有毛細胞も聴神経に繋がっていますが、この機能ははっきりとは明らかになっていません。
逆に脳幹からの指令によって、外有毛細胞の大きさが変わります。
これによって小さい音は敏感に、大きな音からは耳を守る機能があります。
この、脳幹で音の大きさを判断して末端に指令を出す流れのことを遠心性(下行性)伝導路といいます。

有毛細胞に関しては研究が進み、どのような機構で動くのか、反応する仕組みがかなり明らかになっています。
興味のある方はこちらをご覧になってください。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E6%9C%89%E6%AF%9B%E7%B4%B0%E8%83%9E

5-3.聴神経

聴神経は片耳に約30,000本と言われています。
Ⅰ型とⅡ型があり、Ⅱ型の働きに関してはわかっていません。
Ⅰ型の働きとは主に次のようになっています。

聴神経のインパルス発生
有毛細胞から受け取った化学伝達物質がある量受け取ると電気的なインパルスを発生させる。
大きな音になれば、放出するインパルスの数も多くなります。
この神経インパルスの発生を発火といいます。
波形のピークに発火が対応していますが、全てのピークで発火するわけではありません。
表現として、確率的に発火するといい、音が大きくなると確率は大きくなります。

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