[聴覚心理]院試備忘録2.外耳

2-1.キーワード

頭部伝達関数(HRTF),耳介によるスペクトル変調,耳介,外耳道

2-2.外耳とは

外耳は耳介、外耳道、鼓膜までの範囲を指します。
機能としては集音、スペクトルの変調(音源定位に役立つ)が主なものです。
音源定位とは、音が発している方向を推定する能力です。
耳介の複雑な構造によって周波数特性が複雑に変化します。
2-3.頭部伝達関数(Head Related Transfer Function, HRTF)
音源から鼓膜までの音響伝達関数
音響伝達関数とはフィルタのようなものと考えてよいでしょう。
耳介による反射音と直接音が作用しあって次のようなスペクトルになります。

画像1

https://www.kanadas.com/investigation-j/2007/04/_hrtf.html様より引用させていただきました。

5kHz以上の音が複雑に変化します。
人によって耳介の形状は異なるのでスペクトルも人によって異なります。
耳の形が変わると上下判断ができなくなりますが、時間が経つにつれて再調整されていきます。
その人自身の元の耳の形の情報は忘れません。

2-4.両耳間時間差と両耳間レベル差

字の通り、右耳と左耳で受け取る音の時間差と大きさの差です。
両耳間時間差(ITD, interaural time difference)と両耳間レベル差(ILD, interaural level difference)は音源の位置を知るのに重要な役割があります。

2-5.音源定位

音源定位とは音が発せられた地点がどこであるかを認識する能力です。
水平方向(左右方向)にはITDとILDによって判断され、垂直方向(上下方向)はHRTFによって判断されます。
詳しくは聴覚中枢系の章で詳述します。

2-6.furthermore

仮想音源技術の限界

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?