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韓国人選手と一緒に戦ううえで理解しておくべき文化の違い

韓国文化と日本文化は違う。このことを若い子にも知っておいてほしいです。相手の感覚・価値観を知ることで、より仲間意識を強く感じることができると思います。
今回はチーム内に韓国人選手が居る場合、頭に入れておいてほしいことを記載していきます。

違って当たり前

生まれた環境、育った環境が違うので、当たり前の基準が違うことは当然です。
日本でも常識が常に書き換えられていっています。お互いに戸惑ったり、勘違いしたり、意思疎通が違う方向になったりしても、それが当たり前です。
それを理解していないとチームとして成立しません。

しかし、言葉が通じなくても「阿吽の呼吸」や「以心伝心」は可能です。それは同じ経験をし、良い方向を一緒に向いていたら可能です。

そのための近道として、相手のことを理解する努力が必要となります。

<年上文化>

おじいさんなどのご年配はもちろんですが、初対面では、まず年齢を聞いてから会話が始まるくらい、年上が絶対!の文化です。理不尽な場合でも年下は言い返せない文化があります。
年々この文化は薄れてきていると言われますが、日本人が思っている以上に上下関係がしっかりとしています。
逆に言えば、年下が不満が溜まりやすい環境でもあるので、年上から声をかけてガス抜きをしてください。

<恥と感じさせる行為はダメ>

みんなの前で相手に恥をかかせてはいけません。
日本のテレビ番組的なドッキリなどご法度です!ハッピーなドッキリはOKですが、みんなが幸せなパターンだけです。
絶対に冗談半分にからかったりしてはいけません。

<行動は一緒に>

朝昼晩、ご飯は一緒に。寝る部屋も一緒で構いません。仲間意識が日本人より生活レベルで強いです。恋人からの連絡は、ちょっとだけ優先してあげてください。仲間意識が強い以上に、恋人同士は連絡しないと彼女に怒られます。

<一番年下はみんなで守って可愛がる>

マンネ文化があります。上記を読めば一番年下が窮屈なことがわかると思います。仲間なら一番年下を取り合うくらい可愛がってください。おつかいに走ってもらったりせずに、一緒に行ってお菓子やジュースを余分に買ってあげるくらいしてあげてください。

<叱る時は1対1>

他の人が居る時に叱られるのは、子供時代(しつけの時代)にも経験していない人が多く、人前で叱られることを恥と感じる人が多いです。
意見が合わない時や、どうしても訂正・注意しないといけない時は、リーダーが1対1で話してください。
注意点としては「プライドが高いヤツ」と感じたら、それは「恥」を感じているから、逆に恥をかかせてしまったと思うように切り替えると、受け入れてくれやすいです。
意見の相違は成長の証!仲間同士は言い合って成長!ですが、そこに年齢の差を加味して行動してください。

<親戚の子なイメージ>

日本と韓国で仲間意識のギャップを感じることがあれば、「近所に住んでる親戚の子」や「毎日会う従兄弟(いとこ)」くらいの感覚だと思ってください。馴れなれしいと感じたり、距離感近いなと感じたら、打ち解けた証拠です。

<食事マナーも違う>

韓国は大皿スープ料理が日本より多く食卓に並びます。年上が積極的に取り分けてあげるのも良いと思います。
また、スプーンでお米を食べる文化ですので、日本でお箸しかないお店などで戸惑うこともありますので、マナーを押し付けるよりはスプーンを店員にお願いして、快適に楽しく味わってもらうことを優先しても良いと思います。逆に料亭などでは、経験として日本マナーを体験してもらうのも素敵だと思います。

まとめ

「文化が違う」この一言を聞けば、国が違うから当たり前と思いがちですが、同じ日本内の九州と東北でも文化が違います。言葉も違い、交流するのに苦労することもあります。(経験談)

若いうちに異文化交流することは、これからの国際交流において大切になります。もし、あなたのチームが海外大会出場した時に、他国の人から積極的に交流(さそわれ)されたら嬉しいと思います。その時に相手の方の文化を少しでも把握しておくと、より全体的に理解しやすいと思います。

逆に日本文化を理解してくれている海外の方とは会話しやすかったり、話題もたくさん出ることでしょう。相手の文化を知っておいて損することはありません。

日本にある日本のチームだから、ではなく一緒に戦う仲間として他国から参加してくれてる仲間です。競技以外にも「言葉」「文化」など追加の勉強をしてくれている仲間です。少なくとも努力することが日本人選手より多いけど、参加してくれている仲間です。

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