見出し画像

今週の気になる新刊 58冊 [5 - 1 week]

今週の気になる新刊は、58冊。

最近はなんだか少なめの日々が続きます(とはいえ、こんなにあるのだけど)。

今週は  Twitter での投稿ができなかったので、いつも140字以内に収めていた文字数を気にせず、版元の内容紹介を長めに付記してみました。


雑誌「ムー」のビジュアル集、
動物たちが交わす言葉の研究、
-20℃の道を歩いて秘境の僧院に赴く、
ディック・ブルーナの伝記、
クラフトビールが街を変えるまで……


ではでは、今週もどうぞ。

-------------------------------------------

新刊情報は毎日自身の Twitter で更新しています。

なお、各Amazonリンクにはアフィリエイトタグが貼ってあります。こちらで得るわずかばかりの収益は、次なる新刊に手を伸ばす費用として溶かしていきます。

-------------------------------------------


aa

「昨年のワールドカップで盛り上がったラグビー、サッカー、バスケ、卓球など、地域に根づいたクラブスポーツが活況を呈している。一方で、閉鎖的な組織運営や組織役員の高齢化、勝利至上主義、体罰など、クラブスポーツにも課題が山積している。スポーツを日常的に楽しむために何が必要なのか。

本書では、コートの「中」と「外」という視点を軸にして、地域のコミュニティ型のクラブ文化を問い直す。フィールドワークやインタビューから総合型クラブの実情を確認したうえで、ゆとりを重視するスポーツ大会運営、指導者と学習者がともに学ぶコーチングのあり方、熟議を重視する人々のつながりなどの重要性を指摘する。」

「「ヨーロッパ」とはいったい何なのか
民主主義や哲学が生まれたギリシア、
広大な領土を支配したローマ帝国、
さまざま君主と国家にわかれた中世、
キリスト教の浸透とそれをめぐる争い、
大航海時代、革命、
そして二つの世界大戦からEUへ――。
多くのことがこの「ヨーロッパ」からはじまった。
イギリスのベストセラー作家が、
国家の歴史としてではなく、
ヨーロッパという「大陸」の歴史を、
人物と出来事を中心に独自の視点からつむぎあげる。
発見と驚きに満ちた壮大な1冊。」

「大震災、パンデミック、事件、事故、出来事、アクシデント……。私たちは将来に夢を抱き、来るべき明日を予期して生きているが、現実は思い描くようにはならない。言葉にしたり思い起こしたりすることで整理をつけることができない偶発事に、人は驚きや喜びを、あるいは失望を味わい、絶望する。しかし、それでも私たちはそれを自分自身の人生として進んでいく。いかなる存在の歴史が破壊的可塑性の力を説明しうるのか。スピノザとドゥルーズとフロイトがプルーストやデュラスに出会い、その問いに答える。」

「奴隷制が敷かれていた19世紀のアメリカで、命の危険をかえりみず多くの黒人奴隷を南部から救い出した、「黒人のモーセ」ことハリエット・タブマンの伝記。逃亡奴隷を救出する秘密組織「地下鉄道」の車掌として指揮をとり、南北戦争時は北軍のスパイとして活躍し、晩年には女性参政権運動に身を投じた。分断が叫ばれる今こそ目を向けたい、連帯の力を信じ自由を求めて生涯闘い続けた、ひとりの女性の姿を描く。」

「建築家とはいかなる存在か。
2015年、「アンビルトの女王」として知られる
ザハ・ハディドが設計した新国立競技場の原案が
白紙撤回され、激震が走った。
本来、市民一人ひとりの生活に意匠を凝らすべき建築家たちが、
なぜ「アンビルト」を描くのか。
資本と消費の論理が先行し、物語や理念が失われた時代に、
私たちは建築の未来を語ることができるのか。
混迷を極めた新国立競技場問題の背景を、すみずみまで検証する。
「建てられざる建築」とその終わりをめぐる、圧倒的論考。」

「著者のライフワークである「記述」、および「暦時間」構造について論じた著。音楽療法士へのインタビュー、正岡子規や岡本太郎の作品を通じた臨床論などから「記述」について掘り下げる。さらに既存の時間論から脱却して生活感覚に根差した「暦時間」構造を見出したことで、より豊かな臨床の理解を目指す。長年の経験を経て改めて回帰した自らの原点と新たに発見した視点とを包括し、著者ならではの自由な筆致で記した一冊。」

「「世界初! 「ムー」のビジュアルを凝縮した本!!

40年の歴史を誇る月刊雑誌「ムー」。
そのビジュアルとアートに特化したビジュアル本が発売です。
インタビューには新海誠、みうらじゅん、石原まこちんなどが登場。
いずれも「ムーが大好き! 」を思う存分語りつくしています。
もちろん現編集長/三上丈晴さんもビジュアルに関する思い出を話しています。
創刊当時の表紙、生頼範義の原画は圧巻!
さらに総力特集カラー扉絵10選は、みうらさんと石原さんのコメント付きで掲載します。
総力特集のビジュアル~面白記事の変遷、過去の全表紙ビジュアルまで。
とにかくてんこ盛り!!!」

「没後400年記念出版。戦前以来、日本人研究者の手による本格的な研究が進んでいない三浦按針(ウイリアム・アダムス)について、日本、イギリス、オランダに残る一次史料や現地調査の成果をもとに、等身大の姿を描き出す。」

「人生はドラマではないが、シーンは急に来る
『わたしを空腹にしないほうがいい』のくどうれいん、最新エッセイ集

「東北の小さな歌人。鋭いと思いきや、その先は丸く、言葉たちは強く光っている」(植本一子)

・失恋してラーメン屋に喪服でやってきたミオ
・「ビニニでもバナナ」と大発見したのんちゃんとゆーきちゃん
・暗号でしか告白できないスズキくん
など個性的な「ともだち」がぞくぞく登場!

「web侃づめ」の大人気連載に大幅増補の全39編。おだやかにかわいい百鬼夜行」

「動物はしゃべれるのか? この疑問はすでに過去のものとなっている。なぜなら、動物はしゃべっていることが証明されているからだ。人間は動物の一員であるにも関わらず、自分たちが一番上位にいると思いこんできた。そのため、すべての動物に対する価値判断を人間ができることを基準に行ってきた。

でも考えてみよう。イヌは嗅覚が人間の何百倍も優れ、コウモリは超音波により眼が見えなくても空を飛べ、ゾウは超低音が聞こえて遠距離の連絡ができる。これらの感覚は人間にはまったく理解できないものだ。当然これらを使って動物は意思疎通を行う。人間は書いたり聞いたりと言葉を中心にしたコミュニケーション(人間が感じ取れる範囲の視覚と人間が聞き取れる音域だけ)しかとれないが、動物は人間には感じ取れない方法でコミュニケーションをとる。」

「蔵書はあらゆる分野におよぶ3200冊。それでも持ち主が生涯をかけて蒐集したほんの一部だ。持ち主の名はエルナンド・コロン、コロンブスの私生児である。15世紀半ばのグーテンベルクの印刷革命から100年足らず、ルネサンス、宗教改革、大航海時代の最前線で世界のありとあらゆる情報を集めて目録化しようと試みた書物狂の知られざる物語。」

「原始の時代、女神は生と死と豊饒を司り、尊敬を集めていた。しかし社会の変化にともない、男神にその地位を追われていく。世界各地の神話、伝承をもとに、神話学の第一人者が女神の変容の歴史を探る。図版多数。」

「「その研究、何の役に立つの」?
「で、まだ博論書いてるの」?
世界中の若手研究者たちから共感の嵐!
高学歴ワーキングプアまっしぐら⁉な文系院生が送る、笑って泣ける院生の日常を描いたバンド・デシネ」

「有名無名を問わず、「とにかくおもしろい人」だけを約15年間に渡ってインタビューを行ってきた、ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)の奥野武範さん。「ひとつでも聞きたいことがあれば、すぐにでも会いにいく」という奥野さんのインタビューは、しばしばその場で脱線し、思いもよらない素敵な終着点にたどり着いたものばかりです。本書は、そんなほぼ日・奥野さんが総勢300名以上に伺ったインタビューのなかから、選りすぐりの13本を収録した一冊です。どのお話も、いい意味で「不要不急」。だけど、頭抜けておもしろい13の「おしゃべりのようなインタビュー」を、どうぞお楽しみください。」

「日常生活において、何より許されざるものと考えられているのは不寛容である。実際、不寛容以上に許容されていないものはない。

イタリア人に最も愛された大詩人にして、
ショーペンハウアー、ニーチェ、ベンヤミン、カミュ、
夏目漱石、芥川龍之介、三島由起夫ら東西の文人に影響を与えた
19世紀イタリアの思想家・哲学者レオパルディ──
実存主義に先駆けた、「人間と事物の本性」をめぐる
遺作の哲学散文集。」

「この宇宙を作った92個の元素、それはどこにあると思う?ー名探偵オームズが元素の正体を次々あばく。楽しく歴史がわかるマンガ付。」

「戦後、密入国した男がソ連のスパイとして起訴された事件の真実。膨大な証言によって戦後北海道を舞台にしたスパイ戦の実態を暴く。」

「反骨の生涯を茶目っ気たっぷりに語った貴重な講演「私の生いたち」、あの東京五輪の記録映画批判への反批判や、
映画愚劣化を危惧する国会答弁の全記録など、衝撃の未収録エッセイ集。」

「大名や国衆に“協力”した「水軍」は江戸時代にもその編制と運用が維持され、徳川将軍家の全国支配と鎖国体制の大きな支柱となった。海上の戦いは果たして戦国時代で終息したのか。」

「2015年に亡くなったイラストレーター、漫画家、フジモトマサルの仕事を通覧する一冊。多岐にわたる仕事をジャンルごとに紹介する。巻頭言は村上春樹。寄稿は森見登美彦ほか。」

「未完の大作「カムイ伝」と並行して描かれた忍者マンガの精髄を集成、

掲載時のカラーも再現した至高の傑作集!!

初収録の「サスケ予告編」、描き下ろしスケッチ、インタビューも収録!!

口絵には掲載誌「月刊漫画ガロ」「忍法秘話」の表紙絵や扉絵、描き下ろしスケッチを掲載!!」

「あっさり あいたよ あかずのま/ねずみの ねがいは ねこのくび――リズムにうきうき、イラストにクスッ。189の言葉遊び絵本!」

「誰も大人になろうとしなくなったこの国へ向けた橋本治、最後のメッセージ。
2000年以降に収録された貴重なインタビュー集成。高橋源一郎氏による書下ろし文を特別収録!」

「性暴力を受けた女性、
奨学金ローンに苦しむ学生、
高校無償化制度から排除された朝鮮学校の生徒、
ネットでのヘイトスピーチに傷つく在日コリアン女性、
公衆浴場の利用を拒否されたアメリカ人、
難民申請中なのに入管施設に収容されたアフガニスタン人……
あなたの周りにも理不尽な扱いを受けて困っている人はいませんか? 
あきらめないで。これらは人権問題。」

「赤川次郎、今邑彩、恩田陸、中島らも、折原一、津原泰水……
あのワクワクは、この絵とともにあった――

北見隆が40年間に手がけた装幀画から、
約400点を収録した決定版画集!

「いつか書かれるべき、いつか造られるべき理想の小説と本を、ずっと求め続ける。
それは、我々も著者も装丁家も、きっと同じなんだ」
――恩田陸 「三月は淡き紅の影を」(解説)より」

「危機に立つ人間を救い、奮い立たせ、豊かにする「生き方の知恵」とは?
イエス・キリスト、ソクラテス、アルキメデス……
宗教・哲学・科学の系譜をたどりながら、文明論的な視座に立ち、
世界に展開した西欧文明のもつ圧倒的な威力の源泉を探る。
幻の著書、シリーズ全三巻(古代/中世/近代)として復活! 」

「ザンスカールの「知られざる祭礼」を目指した4週間の「冬の旅」の記録

インド北部、ヒマラヤの西外れの高地、ザンスカール。冬になると他の都市をつなぐすべての道が雪と氷に閉ざされるが、厳寒期の1、2月になると、凍結したザンスカール川を歩いて行き来できる幻の道が現れる。この「チャダル」と呼ばれる道を辿る旅は、遠い昔からザンスカールの人々によって受け継がれてきた稀有な伝統であり、世界中のトレッカーにとって憧れの旅路でもある。
しかし、冬のザンスカールの真の姿を見届けるには、チャダルを歩いて辿り着ける場所からさらに奥へと踏み込んでいかなければならないことは、あまり知られていない。ザンスカールの最深部の山中にある僧院では、「プクタル・グストル」という祭礼が行われると伝えられている。真冬のこの祭りを見届けるため、マイナス20℃にもなる極寒の世界の中、著者が約4週間かけて歩きぬいた苛烈な旅を、詳細に記した紀行文。」

「映画、マンガ、アニメ、ゲーム、テレビドラマ、ウェブサイト――活字で書かれた小説でなくても、現代文化では様々なメディアを通じて物語が発信され、受容されている。多様な表現ジャンルの価値がフラットになるいま、小説にはどのような可能性があるのか。」

「唯一無二の作家の魅力とユニークな作品を紹介した日本オリジナル編集のガイド。
世界的コレクター濱中氏のコレクションを増補改訂した最新決定版! カラーページも増量、図版多数掲載。」

「ポスト戦争の時代、東京オリンピックの舞台はいかに整えられたのか。社会学・文化研究の第一人者が、五輪というドラマを活写する。

この国にとって五輪とはいったい何なのか?
戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版! 」

「世界的人気キャラクター“ミッフィー""を生んだディック・ブルーナ。
彼の仕事と生涯を、イギリスの絵本研究者が丹念にたどった、決定版の伝記。ミッフィー誕生の秘密に迫ります。」

「「近いうちに実現するかも」と言われている新しい科学技術が,今どうなっているのかを徹底解説!
新しい科学技術が誕生し,近いうちに実用化されるのではいうニュースを,よく見聞きするだろう.しかし,期待どおりに実現するものは少なく、その後どうなったかわからないままのものも多い。
この本では「,宇宙エレベーター」「核融合エネルギー」「臓器プリンター」「ロボットによる建設」といった最新科学技術をとりあげ,それらが「どこまで進んでいるのか」「?何が障害となっているのか」「?実現したら世界はどう変わるか」?を追求する.」

「歴史的な背景の紹介、解説とともに、宇宙観光旅行やスペースコロニーなどといった近未来までをも余すところなく紹介。 人類の努力と情熱、技術革新の歴史を、米スミソニアン博物館やNASA所蔵の貴重な資料をもとに丁寧にたどる決定版。」

「建築から近代日本の本質を探る!
明治維新=近代化のシンボルは、鉄道と建築である。新橋・横浜間に鉄道が開業し、大工の棟梁による擬洋風建築が現われた。やがて、建築の担い手が工部大学校のエリートに代わると、国家が仕立てる正統派=ルネサンス様式の建物が帝都を飾るようになる。だが、その最大級の建築「国会議事堂」の中央にはピラミッドのようなデザインが施された。一体なぜか。」

「森の中に住んでいる双子の鏡、ピカルとヒカラは、季節の花、動物たちのすがたをおなかに映している。男の子のピカルは大好きな風景をヒカラと一緒に映していたい。でも、女の子のヒカラはまだ見たことのない風景を映してみたい。きれいも怖いも、自分のおなかに映して確かめたいのだ。ある晴れた日、おなかに雲を映していたヒカラは、空高く舞い上がって……。似ているようでちがう二つの気持ちが生んだ、切なくて愛しくい物語。」

「観測、捜索、偵察……航空史は気球から始まった! 日露戦争から始まり、日中戦争、太平洋戦争初期まで、航空機の発達により戦場からその姿を消した日本陸海軍気球の全貌に迫る。」

「コレクター・美術館主が選んだ33人の作家と36の作品
半世紀にわたり、近現代日本の美術作家と作品に接した中から、33人の作家と36の作品を紹介。コレクター・美術館主としての経験を活かし、日本を代表する洋画家・日本画家、メインストリームから外れた画家、夭折画家、詩人画家をエッセイとして綴る。」

「ずっと彼らを見ていると、
不意にわかってきた。
兄貴は満足しているのだ。
変わりなく魚を
釣っていられることに。
水辺にいて
そのそばを川がめぐり、
川向こうには森が広がり、
そこでは雉がまた喜びに叫び、
湿った土の中から
ミミズを掘り出して食べている、
そういったことに。」

「一一八七年六十九歳の西行は
奈良東大寺大仏滅金勧進を口実に
藤原秀衡のもと平泉へと
四〇年の時を閲して旅立った

ただその一点から語り起こす物語
みちのくの歌枕とは何か
俊成、定家といった宮廷歌人とは一線を画す
西行の歌心とは何か」

「橋は陸地だけでなく、歴史をつなぐ!

ローマ帝国が世界を征服できたのも、強固な石づくりの
アーチ橋をつくる石工の技術力があってこそ。
2000年前につくられた水道橋から、最新の斜張橋まで、
60超の美しい橋を紹介。」

「毎日がつまらないきつね一家は、「たのしい森」をさがしにでかけました。途中で雨宿りにはいったすてきな家はシシオザルの家。きつねパパは屁理屈をならべて、シシオザルを追い出します。きのことりに出かけるうさぎ一家がいれば、追いかけてきのこを横取りします。ところが、欲張りなきつね一家はどくきのこを食べてしまい……。たのしい気持ちはどこから生まれるのだろう――そんなことを考えさせてくれる、中国生まれの人気絵本。」

「教養ある読者・聴衆の不在という特異な文化状況のなか、中世のラテン語はどのような変貌をとげ、文化的空白はいかにして克服されたか。『オリエンタリズム』のサイードをはじめ、今なお多くの目利きを惹きつけてやまない不朽の名著『ミメーシス』の著者が、その「欠落部分」を補って研究の環を閉じるべく、満を持して執筆した遺著。」

「2019年せんだいメディアテークでの展覧会「ものの, ねむり, 越路⼭, こえ」の記録写真とあわせ、青野文昭の過去作品を多数掲載。
作品図版のほかには、青野の手記や、美術批評家の椹木野衣、福住廉による各論考、青野の映像ドキュメンタリーを作成した映像作家の小森はるかの制作ノートなどを収録し、青野文昭の本質に迫る作品集となる。」

「■なんと言おうと医学書である!
不朽の名作『ブラック・ジャック』(1973-1978)は天才的技術をもった外科医を主人公にした漫画であり、形成や臓器移植などの外科技術が強調されがちだが、医師免許をもつ手塚治虫が描いていることもあり、内科疾患の描写や患者描写もまた真に迫っている。そのため、40年間の医学の進歩による疾患概念の深化に基づけば、作中のブラック・ジャックの診断とは異なる診断が可能であるほどである。

そこで本書では全12章20話をピックアップし、
・難病・病態を再検討し、現代医学から再診断する
・難題(難病・悪条件)に取り組むプロフェッショナリズムのお手本としてのブラック・ジャックを救い出す」

「鈴木理策の新たな代表作の誕生

『知覚の感光板』は、19世紀に起こった「写真の誕生」につよい刺激を受けて、それに反応しながら新たな絵画を模索した一連の画家たちが訪れ制作した場所を、鈴木理策が巡って撮影した58点の作品から構成されています。」

「突撃洋服店の服。そして安田美仁子の言葉。
1985年に神戸旧居留地でスタートした突撃洋服店。
その仕入れから店舗ディレクションまでを行う安田美仁子の初の書籍。
これまで突撃洋服店に並べられてきた服には、
それぞれに強い個性と他にはない魅力を持っており、
安田美仁子の言葉には“服""や“ファッション""という枠を超えた
“生き方""や“自己""を考えるきっかけを与えてくれます。」

「すでに姿を消したもの、今も使われ続けているもの。柳宗悦と共に民芸運動を推進し、『二笑亭綺譚』の著者として知られる精神科医の民芸論を選択して集成。馬鹿の一つ覚え的な作業からこそ生れる美、作家的意識が生じたときに失われる美、実用とともにある美。技巧の末に堕ちた現代における民芸思想の意味。」

「アートと政治、複数の過去/現在/未来がぶつかりあう場としての現代美術館――投機的な思惑によって動く美術市場や非政治的な相対主義が支配する現代美術の現状に抗して、「現代美術」の「現代」の意味をラディカルに問う、世界各国の美術関係者によって数多く引用されている重要論文。」

「著者半世紀にわたるヒグマ研究の集大成。
「身体」「行動と習性」から「アイヌ民族とヒグマ」までを長年の調査をもとに詳述する。
「三毛別事件」をはじめとした開拓期からの人身事故事例、近年の利尻島や野幌森林公園への出没騒動なども収める。」

「荒廃した街とコミュニティが元気になった!

小さな醸造所をNYナンバー1クラフトブルワリーに成長させた
著者だからこそ伝えられること。 」

「ハリウッドスター・ラッパー・ポップシンガー・政治家・インフルエンサー
摩訶不思議なセレブリティ・ワールド探究記

アメリカのセレブリティは、世界の政治や経済を動かすほどの巨大な影響力を持っている。その背景には、カルチャー、政治、SNSなどが複雑に絡み合った「アメリカという社会の仕組みと、その歪み」がある。」

「『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』などのヒット作で知られ、「ギャグ漫画の王様」と謳われた赤塚不二夫は「少女漫画家」でもあった。

これら少年・青年向けギャグ作品とは別の魅力を感じる名作少女漫画を選り抜き収録。」

「アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、
「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。

“it's"は文法的に「正しい」のか?
“nude"は「白人の肌の色」?
“marriage"は同性婚を含むのか?
 “bitch"は女性蔑視か? “
OMG"は英語の退化……?
など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、
英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、
専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。」

「1980〜90年代、
バックパッカーが自由に旅できた時代。
それから世界は何を失い、どう変わってしまったのか。
蔵前仁一が撮影した失われた世界へ旅する。」

「半世紀におよんで、日本にブルースを紹介しつづけてきた日暮泰文が
これからブルースを聴く人のために
いまでもブルースを好きな人のために
「変わってゆく同じもの」の原点を知るために
アメリカのもうひとつの歴史を知りたい人のために
そして、この厳しい時代を生き抜くために
100曲を選び、その100曲について語る。」

「人生は短く、読む本は多い――「運命の一冊」をモノにする方法とは?

「本を探すな、人を探せ」
「本屋は出会い系、図書館は見合い系」
「本棚を無限にする方法」
「5万円の本を5千円で手に入れるには」
「読書本から盗んだ技術で、その読書本の論理破綻や誤読を探せ」
「ゴミみたいな“大人の教養”は捨てておこう」
「『あとで読む』はあとで読まない」 」

「災害時の行動はいかにあるべきか。ハリケーン、テロなどの災害事例を基に、功利主義、義務論、徳倫理など倫理学の観点から検討する。

命にかかわる脅威に直面した状況では、誰がどのような行動をとるべきなのか。地震、竜巻、鳥インフルエンザなどの様々な災害の事例を挙げ、災害時の行動のあり方について、倫理学の観点から論じる。また、政治学の視点から、災害に関する道徳についても検討する。政策決定と倫理学をつなぐ一冊として、防災行政関係者にも参考となる。」

「忌野清志郎、デビュー50周年記念企画。キヨシローの残した古びないメッセージを、著作、出演雑誌、出演番組、ファンクラブ会報、ライブMCなどから網羅的に収集し、未来の読者のために残すプロジェクト。」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?