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今週の気になる新刊 55冊 [4 - 3 week]

確率と人生に向き合う1冊、
昭和のアイドル映画のまとめ、
時代や社会とともに変化する正義、
干潟のあなに隠れているものって?
「プロ野球」と「オリンピック」が火花を散らす選手の争奪戦……

今週はちょっと少なめ、気になる新刊は55冊となりました。

そうそう、この新刊紹介とは別に、本を紹介するラジオも始まりましたので、ドライブや家事のおともにでも、ぜひ。



ではでは、今週もどうぞ。

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「本書は、古代から現代に至る西洋の過去に関して、真実=正解を求めて幾通りもの主張が戦わされているポイント、すなわち「論点」だけを集めたテキストです。「論点」に触れ、主体的に思考することで、歴史学ならではの醍醐味が味わえます」

「第I部では黎明期から現代までのイギリスの時代背景と文学の流れ、およびジャンルの変遷を解説し、第II部では名作に限らず、現代の世相や近年の批評動向を反映した作品を取り上げ……」

「独自の表現法で、「自然のなかで躍動する生命のありのままの姿」をみごとにとらえ、博物画の概念を刷新しました。」「435点のなかから150点を精選し、コンパクトなA5サイズ、オールカラーでお届けします」

「いま小説に何が起きているのか?現場の思考を貫いた著者が、同時代の文学・批評と格闘してつかんだ、共に生きるための思想。」「小説の内部からテクスト論の限界を超える新たな方法論を開示した、著者の文芸批評の主著。」

「多岐にわたる装いの各特徴や意義をバランスよく解説。くわえて,コスプレや化粧療法といった分野での装いのはたらきにも言及。装い研究の広さ,深さ,おもしろさがわかる入門書。」

「本書では、怨霊、妖怪、幽霊、七不思議など、江戸の人々が恐れおののいた怖い話を紹介していく。」「ぜひ本書を片手に江戸の人々が遭遇した怪異に思いを馳せながら、実際に歩いてみてほしい。」

「三浦先生の得意技は、天文学と物理学を駆使した宇宙空間の再生。第I部は「北斎のブルー」に始まる色と光の解析。第II部では無限性についての考察を冒頭に据え、世界を写す・測る・算する。音を見る、…(中略)…世界の捉え方(記述)に挑戦」

「戻りたくないけど懐かしい日々の記録。」「とある配達員の仕事内容、できごと、心情、同僚たちとのエピソード…それらが作者の可笑しくも優しい「まなざし」で見事に切り取られ、牛乳配達の仕事をしている作者の経験が真に迫ります。」

「タコを追って沖縄へ――。琉球大教授である著者が熱帯の海における研究の結果得た、タコのコミュニケーション能力、感情・愛情表現、母性などの知られざる知性を解説する。」「生物の神秘や知性の奥深さを探る、知的興奮に満ちた書! 」

「戦後日本の復興期に活躍し、社会をたくましく生きる人たちへまなざしを向けてデザインを発信し続けた粟津潔の作品」「日常風景が大きく変わってしまった現在の状況を生きる今の世代になにを伝えてくれるのか」

「今日、医学は私たちの身体をコントロールすることにおいて前例のない力を持っているが、その力にも限界がある。私たちは、けっして避けることのできない「変わりゆく自分」とどう共生してゆけばよいのだろうか。」

「リスクには2つの顔がある。ひとつは一見冷徹な確率計算、もうひとつは、人々とそれぞれの身に起こった物語だ…この2つを一度に見る、というのが本書の普通ではない目的である」なんて面白そうな確率本!買った。

「『叫び』にはムンクの“叫び"が描かれていた! ゴッホが「黄色」を多用したわけは…?名画の謎がみるみる解ける本。」

「悦楽の入口は不意に開き、乱暴に閉じられる──」「パリの地下鉄、隣の席で化粧を始めた女の姿態に目を奪われたユゴーは、慎みとは無縁な彼女の手に思わず接吻してしまうが......。」

「昭和が懐かしい人、昭和という時代を知りたいすべての人へ──。構想30年超、著者渾身の書き下ろし「アイドル日本映画クロニクル」」「いつか、この時代の映画についてきちんとまとめたいと考えてきた」

「スコットランドの「ツーリズム」と「ウイスキー」の歴史。」「スコットランドのウイスキー蔵を訪ね歩き、さまざまな地域の文化状況をくまなく見てきた著者によるツーリズム文化論。」

「不朽の名作×不条理ギャグ独特な世界感がぶつかり合う、説明不能にして不可解すぎる笑いの連鎖。あなたはこの漫画の面白さを絶対に説明できない――。」

「裁判例で示される家族間の暴力事案を読むことで、その生活過程や社会的・文化的背景を関連させ、他人事ではないより身近な問題として理解し、抑止・解決への支援、施策を探る。」

「身体に良い有効成分はなぜ効果があるのかを生命科学の立場から解説すると同時に、どのような食生活を送ればよいのかについて提案。病に対する身体に良い食べ物との関係や悪い食べ物について解説した、健康になる本。」

「初期小説群においてメイン・プロットに巧妙に隠されていたサバイバルの主体は人間だけではなく、国家共同体あるいは人類/地球環境の絶滅と生存を含むものであった…。」

「「超高エネルギーニュートリノの発見」をめぐるスリリングでユーモラスな物語」「巨大なブラックホールをもつ、超高エネルギーのニュートリノを放出している銀河とは、いったいどんな天体なのか」

「スペイン文化をもっとも色濃くたたえ、東西の文明の交錯する「秘法の地」──アンダルシア。」「フラメンコをはじめとする芸能・芸術の魅力を、美しい写真とともに、かつてないスケールで描く」

「「ペンギンは空を飛ばないんだ」とパパに言われても、一生懸命羽ばたく練習をする幼いペンギン。」「「ぼく、海の中で飛んだんだね」。空ではなく海を飛べる――それは、ペンギンであることの証。」

「正義には、共通し、揺るがない「核」があるのだろうか? 古代のプラトンから現代のロールズまで、正義論の歴史を辿り…(中略)…「人類共通の価値はあるか」という真の問いへと迫る。」

「外からは見えない海の中には、たくさんの生き物がすんでいます。魚はもちろんですが、魚以外にも、イカやタコ、そしてカニやエビなどの甲殻類もいっぱいすんでいます。」

「干潟を歩くと見つかるいろ~んな「あな」。その「あな」には,わたしたちが想像もつかないような生き物がすんでいる…!?しかけを開きながら,つぎつぎとおとずれる〈未知との遭遇〉。」

「写真はイメージとしてのみ浮遊しているのではない。そこには多様な物質性やメディア性、撮影・受容する身体の痕跡が刻み込まれている。」

「永久不変と考えられていた大陸は、長い年月をかけてゆっくりと移動していた。常識を覆す「大陸移動説」はどのように生まれたのか。ウェゲナーが生涯をかけて取り組んだ研究の集大成となる一冊を、竹内均博士が全訳」

「少年ダビードはシモンとイネスの庇護のもと、言葉を学び、友を作った。犬のボリバルも健在だ。やがて少年は七歳になり、バレエスクールへ入学する。ダンスシューズを履いた彼は、徐々に大人の世界の裏を知る――」

「幻となった昭和15年の東京五輪と草創期の職業野球で、なぜ選手の争奪戦が繰り広げられたのか。未知の世界に飛び込んだ若者と、球団創立に奔走した人々を描く」

「意識や心を「神秘の神棚」にまつる時代はもう終わった。」「意識や主観性、クオリアは、どのように脳内の神経活動から生みだされるのか? はたして科学で太刀打ちできる問題なのか? 」

「まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。パンがパンをかついで にげていきます。「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」パンに包まれた、その正体とは――!?」

「犬と人間の家族の泣き笑いの物語! ひとはぼくを「グスリ」とよぶんや。パンウリというおかあちゃんから4ばんめにうまれたんが、ぼくや。おっぱいからはなれたときに、ここにやってきた。」

「いま、日本で流行っている他人をおとしめ、優越感をくすぐる一過性の「お笑い」とは違うチャップリンの「笑い」。人間性を目覚めさせ、人の心を真っ直ぐにしてくれる喜劇の源泉が沸々と伝わる好著!」

「ジェイソンはある日、自分はトランスジェンダーであり、男であることが耐えられない、と家族の前で告白する。大好きな兄の変化にサムはとまどい、閣僚の母親、その秘書を務める父親はうろたえる。」

「なにげない日常。なにげない人とのやりとり。 なにげない「あの頃」が、いつの日か大切な瞬間だったと気づく。 未熟な研究者の“たまごたち"のリアルな日常×青春を贈る、 実録エッセイ漫画! 」

「料理研究家・辰巳芳子、九十五歳。」「「酒の肴づくりは、文化を生きる人間の、もっとも洗煉された表現行為なのではないか」という著者の気づきから始まった『図書』での連載全十二回に、書きおろしエッセイ七本」

「情報が溢れかえり、あらゆるものが積まれていく時代に生きているからこそ、書物を積むことのうしろめたさに耐えて、あなたは読書の前にまず積読をするべきなのです。」

「日本中の庭園を実測調査し、大著『日本庭園史大系』を編纂した一方、東福寺方丈庭園などの名庭を作り上げた「永遠のモダン」の求道者が語る、庭を作る楽しみ、観る楽しみ。」

「パスタの水があふれてしまうのはなぜ? 調理前日に肉に塩を入れる理由は? 野菜の最適な加熱方法は?調理科学と料理にまつわる楽しい雑学をイラストで解説」

「「サンデー毎日」人気連載がオリジナルカラー文庫に! 旅・酒肴・映画・音楽等々、老いても愉しい居酒屋探訪家の日常を綴る。」

小さい頃から虫が好きだったのに、いじめにあい、「虫をお休みする」と言うソフィア。見かねたお母さんが、昆虫学者にメールを出したら…… 虫を好きな人が世界にたくさんいる。それが、ソフィアに勇気を与えていきます。

「日本民具学会が総力をあげて編集した中項目事典。」「個別の民具の紹介、解説ではなく当該の民具、民具群を通して何が明らかになるのか、一歩進んだ民具研究の成果をまとめることを目指し、全233項目を見開き構成の「読む事典」に収めた。」

「料理研究家で栄養士の長谷川弓子さんが、魚をおろしたことがない方にもわかりやすいように、知りたかった魚の細かいプロセスで下処理やおろし方を丁寧に解説しています。季節ごとの旬の魚介とそのレシピを99品紹介しています。」

「ただ夜行バスに乗るだけでは飽き足らない、漫画家・イラストレーターの小川かりんさん」「今回は様々な最新車両やシートを乗り比べたり、バス会社主催の体験イベントに参加したり、ついには運転手さんにも取材をしたり」

「海遊館でくらす“まるすぎる”ワモンアザラシの写真集。まるで温泉につかっているように気持ちよさそうな表情や、悠々と泳ぐ姿、エサをおねだりするポーズ、愛らしい寝姿など、アザラシの魅力をあますことなく伝えます。」

「「何も、必要ありません。ぜんぶ、捨てればいいんですよ」 」「その生き方の根幹にあるのは「何も持たない」こと。家や車、時計は持たない。お酒もタバコも嗜まない。お金も若い頃から、生活に必要な分を除いてすべて寄付している。」

「天下分け目の決戦で、動いた金はいったいいくら? そもそも米一石って現代なら何円? 勝った家康はいくら儲かった?」「『「忠臣蔵」の決算書』に続いて歴史をお金で深掘り、史上最も有名な戦の新たな姿が浮かび上がる。」

「美味珍味に唾液腺崩壊! 無限の食欲に抱腹絶倒!! 笑って泣ける“飯テロ”小説。昭和三〇年代の福島。日本酒の蔵元に生まれた少年の夢は、食べ物でみんなを幸せにすること。かくて少年は、農大卒業後、東京で発明家を目指す。」

「「確かに私はあらゆる女性に愛される、あなたは別だが」──アラゴンの貴族クローディオーとメシーナの知事の娘ヒーローは、互いに好意を寄せる仲。ベアトリスとベネディックは、会えば必ず激しい舌戦。」

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「スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(一八八三─一九五五)による痛烈な時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。」

「戦後の思想空間の歪みと分裂をラディカルに解体し、その作品を発表するたびに大きな反響を呼んできた加藤典洋。その、公共性の再生にむけた果敢な挑戦は、再び顧みられるべき秋を迎えている。」

「一九三二年,夏.世界恐慌のあおりでベルリンの街にも失業者があふれるなか,「よりよき未来」を約束するナチは急速に勢力を拡大していた」「ヒトラー政権奪取までのわずか数か月を,十五歳の視点で描く第二作.」

「カブトムシもクワガタも、アゲハも、トンボも出てこない。スター昆虫ではないけれど、ジミな虫たちだって、やってることはスゴすぎる…!! SFみたいなびっくり生態、植物やほかの虫たちとの複雑怪奇なからみ合い。」

「大学はおろか高校にも進めなかった勤労青年たちが「読書や勉学を通じて真実を模索し、人格を磨かなければならない」と考えていた。そんな価値観が、なぜ広く共有されえたのか。いつ、なぜ消失したのか。」

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